Kappa 第23号の望む世界へ共に〜会場内BGMからKappa語のお勉強まで〜

 

 

 

 

みなさま 今日もお疲れ様です

このページを開いてくださった貴方様、ありがとうございます。

織山くん今日もお疲れ様です。たまにはゆっくり休んでください

 

前々回からKappaについて書いていますが、ここからやっと本題に入れそうです(ぱちぱち)(遅い)

 

 

6/26を迎えた当日。京都2日目。どきどきしながら東京から新幹線に乗り込み、10時からのサマステ一般電話と格闘していたら、気付いたら京都に着いていました(サマステが無事開幕しますよう…🎋)

 

初のロームシアター京都サウスホール。

初めての会場に連れていってくれてありがとう織山くん!のきもち。

いつもギリギリでろぐいん(ほんっとごめん)(ギリギリでいつも生きていたいわけじゃないのに)

 

ここで残しておかなければならないことがひとつ。実は6/26昼の時点で、原作を読み終えていません。読み終えられなかったのです(どういうこと?)

もうあと10ページ!のところ、新幹線で読むつもりだったのに時間がありませんでした。

昼公演が終わって夜公演までの間に原作を読み終えました(セーフ←おい)

 

以下は、Kappaのストーリーを中心に6/26昼夜、6/27大千穐楽をまとめて残します

 

空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~

主演 織山尚大(少年忍者)

出演 青木滉平(少年忍者)

(やはり何度見ても、主演 織山尚大 の文字の羅列かっこよすぎるな)

 

目次

会場内BGM

 

会場内で流れている音楽がめっちゃ良。

頭から離れなくないですか?ま、カテコの時の音楽の方が離れませんけれども!(笑)

会場内で流れている音楽は

ART OF NOISE  の Dragnet '88

Dragnet '88 - From the Film ''Dragnet'' - song and lyrics by The Art Of Noise | Spotify

‎Dragnet '88 (From ''Dragnet'') - アート・オブ・ノイズの曲 - Apple Music

 

Kappaの音楽を制作した大嶋吾郎さんがKappaの楽曲の制作とイメージが近いものに挙げていた、ART OF NOISE

(参考@『Kappa』を解剖!『教えて!吾郎さん インダストリアル・ロックってなあに?』 – plus a/プラスエー

 

“インダストリアルロック”   という言葉自体、Kappaに出会うまで知らなかったのですが

機械的で、自分が知ってるロックのようにリズムが良くてかっこいい。 

イメージ色的には、シルバーみたいな。わかる? 

鉄、みたいな。鋼、みたいな。わかる?(ロボットやんそれ)

Kappaのセットにイメージが影響されているのかな。開幕前のセットとBGMが似合うのなんの!

今思うと東京初日に席ついた時のワクワク感は、セットとBGMのマッチさに来ていたと言っても過言ではないかもしれない。

あのセット、鉄格子の窓をイメージしてるよね。 

原作では第23号は両膝を抱えて窓の外を眺めては河童の国の話をするのだけど、その窓が鉄格子をはめた窓なの。

鉄格子のセットが、その原作出てくる第23号がよく見る窓と第23号の生きる世界(空想じゃなくて現実)の心苦しさを表してるのが良い。

 

いつも会場内に余裕を持って入れた日が無かったので(謝罪)Dragnet'88しか分かりませんが、他の楽曲も流れていたのですかね…?

もし他の楽曲もいくつか流れていたら教えてください☺︎ 

もしかしたらART OF NOISEThe Best Of The Art Of Noiseのアルバムか、Daft のアルバムの中にあるかもしれません。

 

大嶋吾郎さんが、インダストリアルロック初心者にKraftwerk

Pocket Calculator(1981) 
Computer world(1981) 

をお勧めしてくださっていたので、Kappa大千穐楽後からよくKraftwerkART OF NOISE をよく聴いています。

 

Overture

 

Dragnet'88  の音量が小さくなり、聞こえなくなった時にSmileが流れ始めます。

このSmileが流れている時は幕がまだ上がっていないので、これをOvertureとして入れないとは思いますが、これは劇中でも流れる曲なのでわたしの中では十分Overtureに入る認識。(ここからKappaの世界に徐々に連れて行ってくれる感覚が心地良い)

チャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』で使用されたテーマ曲を、Nat King ColeがカバーしたSmile。

Smile - Remastered 1992 - song and lyrics by Nat King Cole | Spotify

Smile (Remastered 1992) - YouTube

 

この曲はOvertureだけでなく、最後青木バッグが織山23号を迎えに来て、織山23号が河童の国に帰るシーンでも流れます。

ただ、Overtureと最後のシーンで流れるSmileはテイストが違う。そこがまた面白かった!

Overtureではポップに(原曲のまま?)最後ではバックトラックを消して切なめに。

 

歌詞

Smile though your heart is aching
Smile even though it's breaking
When there are clouds in the sky
You'll get by

 

If you smile
Through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you

 

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near

 

That's the time
You must keep on trying
Smile, what's the use of crying
You'll find that life is still worthwhile

 

If you just smile

 

ひ〜 

重なる重なる。第23号に!

伝えたすぎるでしょ。第23号に!

Life is still worthwhile って伝えたすぎるでしょ!いやこれは、わたしから織山くんへも伝えたいです!あなたの人生には価値ありまくりですと!

河童の国から人間の世界に戻ってきて苦しんでる第23号に、この曲聴いてほしすぎるでしょ…………

でも、苦しすぎる時に 

“笑って”   “笑おうよ”  

なんて、しんどいのかな。 

でも、第23号のそばに第23号を理解できる人がいて、そう声かけてくれる人がいたら少しでも救えたのかな〜〜。なんて。

まだOvertureなのに頭抱えます。

でもね、これは織山くんにはずっと心の中で、頭の片隅で、持っていて欲しい。 

どんなに雨が降りそうな雲みたいなもやもやが心のうちにあっても、いつかは過ぎ去るから。笑っていれば、楽しいことを考えていれば忘れられる時がくるから。って。

織山くん今日も笑えた瞬間があったかな〜(願)(いつも思ってる)

 

Smileの終盤で段々会場が暗くなり、Smileが終わる。会場は完全に真っ暗になり、KappaオリジナルBGMが響き渡る。

 

ステージ上が明るくなり、登場してくる白衣を着たキャストの方々(青木くんもいる)ここで登場したキャストの方々が鉄格子セットを移動させ、病院部屋の空間を作り出す。

 

Smileを含まないOvertureだと感覚的には2〜3分。いつしかの公演で、ここの短いOvertureで織山くんが袖で倒れていたと思うと………(涙)

短いOvertureが終わって、状況を把握できないまま舞台に出てきたと思うと………(涙)

この話を知らないでいた当時は、ここで今頃織山くんは袖で緊張しているのかなあとか、一点を見つめて集中力を高めてるのかなあとか考えてた。

 

またいつか、舞台裏の話をしてくれたおりふかイマジネーターの記事を書きます…

 

精神病院

 

織山23号が登場し、真ん中の椅子に着席。登場からオーラがすごいのなんの。

これは何度も言いますけどKappaのビジュ良すぎなんじゃ〜〜〜(頭抱える)

 

最初の織山23号の台詞 

「おはよう」 

がしっかりしてる。

かわいい。(かわいいという表現がこのシーンに合ってるかと言ったら合っていないんだけど、とにかくお顔が可愛いから仕方ない)

ここから同じ毎日の繰り返し。もぐもぐご飯を食べる織山23号可愛すぎる。ナイフとフォークをきちんと置くのも可愛い。

「あぁ」「ごちそうさま」「ただいま」「同じ」「おやすみ」も、最初は声は低めでしっかり声を出している感じ。

原作では、第23号は30歳を超えているおとな。けれども「一見した所は如何にも若々しい狂人である」と書かれてて。

ほんっと若々しくぴちぴちでかわいい織山23号。(おい、そうだけども。おい)

30歳を超えているおとなを表すためにも、声をしっかりめに、トーン低めにだして “大人感”   を出してるのかなとも思ったり。

シンバルで音で時間の区切りを表しているのだけど、毎回ここのシンバルの音は慣れなかった〜 

いつもびっくりしてた(笑)びくりともしない織山23号すごくないですか?(たくさん稽古してるしあたりまえか…ここでびっくりしてたら第23号にならないもんね…)

同じことが繰り返され、これが毎日続くことを表すように同じ日々を繰り返すスピードが速くなるのだけど、ここで一切噛まないキャストの皆さんすごくないですか?

織山くん今日もだいじょうぶかな〜(噛まないかな)って勝手にヒヤヒヤしてた。テンポは早いのに感情は崩さない織山くん凄すぎます。

 

繰り返しの毎日の最後、しんぺーさんの「いってらっしゃい」で、織山23号がグルグルになって(伝われ)河童の世界に行って帰ってくる時の狭間。

いつもはテーブル周りを何回か回って、センターで体がブルブルなって魂の行き来をするのだけど

6/27大千穐楽の時は、テーブルの周りをすぐに回らずに、しんぺーさんの前に立って見つめて怒りをぶつけている表現で。

この表現は個人的に大千穐楽で初めて見たので、びっくり。

そうか

毎日同じことを繰り返すことが「正しい」と思ってる人間に疑問や怒りを感じて、自分を病人扱いして居心地の悪い病院に閉じ込める人間に嫌気がさして。

だから

だから、あの表現が出てくるんだ…と、すごい感動した瞬間だった。

しんぺーさんを見て、怒りを表した後テーブルの周りを1周するも、またしんぺーさんの目の前で止まって怒りの表情をする大千穐楽の織山23号。

千穐楽にして全然ちがう演技するの本当に凄すぎた…

人間の世界に戻って、ゆっくり自分の席に座る織山23号は、まるで背中に錘が乗っかったように体を重そうにしていて。河童の国に行ってきたと告白すると周りに馬鹿にされてしまう。

そこで発する「気付かなかったのか?」の時の 目が!!!!

目が良い!!!!!!!!(大声)

ちょう良い。

めっちゃ分かる。

目だけで!心情が!分かる!

本当すごいわ。第23号を演じてる子!

作り話はダメ。とか、どんどん良くなってきたのに。とか、いつもと違うことすると怒られるわよ。とか言われて、バンッッとテーブルを叩いて怒りを表す織山23号の気迫といったら… 

もう…流石としか言えなくてですね…

「僕は3年間河童の国にいたんだ!」から

「Qua!!!!!Qua qua qua qua!!!」(テーブルの上に乗る)

(テーブルから飛び降りる←すごくずしんと。怒りを乗せながら)「出て行け…出て行け出て行け!!!!!」

「お前らはみんな!莫迦で!嫉妬深く猥せつで図々しくて自惚れで残酷で虫のいい動物だ!!!!もう出てけよ!!!」

の声がほんとうすごい。 

最後のセリフは結構早口なのだけど、6/27大千穐楽の時が1番聴き取りやすかった!

こんなに早口なのに、感情が昂ってるのに、聴き取りやすくなっていくの本当にすごい…(さっきっからすごいしか言ってない)(真面目なはなし、終始織山くんは本気ですごい)

このセリフの一連の何がすごいってさ、こんな織山尚大くん見たことない!

も、そうなんだけどさ。

織山くんってこんな感情を出せるんだ…という驚きと、第23号をやらなかったら見られなかった表情かもしれないと思ってさ〜〜〜 

織山くんが演じてるはずなのに、織山くんじゃない。

織山くんが “演じてる”   というより、もう “第23号そのもの” なの。

そして、最後の織山23号の悲鳴すごくない?あんな声出せるんだ……って最初びっくりしちゃったよ。

毎公演喉大丈夫かな…って心配してた。

 

ここから織山23号のダンスが始まります。

 

河童の国までの道

 

“ダンス”  

という言葉で軽く言えないくらい(と言っても、この単語くらいしか表現できないのだけど)苦しい心情を表に出す表現は本当にすごくて。

頭や体をぶんぶん振り回すので、ここはこちらが歯を食いしばって「無事でいて…」と願うばかり。

途中で、右手で何かを何度か刻む振りがあるじゃないですか。ここすきです。何故かわからないけど癖になってしまって。

ここでも荒い声を出すのですが、そこでの喉を抑える表現は、わたしが初めて見たのは東京楽日からで。

いやあ…ここは本当に喉が限界だろうなと思います。ここのダンス本当に震えるくらい良いので映像化してください。

YouTubeダイジェストと配信待ってます(お金はいくらでも出すので円盤化も永遠に待ってます)(これ何度でも言う)

ここのダンスの最後東京初日ではきつねポーズで終わりますが、東京楽日では左右にふらふらして左半身から倒れ込む。(東京楽日のブログでも書いた)

京都でも床に倒れ込む織山23号。6/26昼では東京楽日のようにふらふらになって横から倒れ込む感じだったのが、6/26夜では真正面から、顔から倒れ込む。

も〜〜〜〜〜心配度が急にマックスで、見てるこちらはハラハラ。 

顔面強打してない?だいじょうぶ?気力無くなりすぎでは?まじで飛んだのでは? 

ってくらい、本気で床に倒れ込む。ちなみにこの倒れ方は6/27大千穐楽でもおなじ。

(余談ですが、実はここのダンスで6/26昼、織山くんの右側の髪がぴょんと跳ねてしまっていたのが可愛かった。河童の国に行ってからもしばらく同じところが髪ぴょんってなっていて、愛おしい〜〜でした(動き回るからいつの間にか髪直ってた))

倒れ込んだ後、6/26昼では数秒後に立ち上がって 「3年前の夏のことです」(激カワ)に入るのですが 

6/26夜では、倒れ込んでから、おそらく30秒以上微動だにしない織山23号。ずっと動かず、倒れたままですっごい心配になった…………………

ほんとうに意識飛んでしまったのではないかと、背筋が伸びちゃった。第23号になりすぎているのですよ……

ここは6/27の大千穐楽もおなじだった。ぜんっぜん動かない。

でもちゃんと大きく呼吸しているのを見て「生きてる…良かった…」とはなるものの、本当動かないので、考えてそうしているのか、もう本気でしばらく気力無くしてるのか全くわからない。

でも 

ここ。

次のセリフへの間をしっかり置くことで、ちゃんと“倒れた”   ことと、次のシーンへの移動のメリハリを付けている気がして。演出が天才な織山さん(涙)

このあとゆっくり立ち上がり、少し息を整えた後に「3年前の夏のことです」(ほんっと激カワなトーン)と織山23号によるナレーションが始まるのですが 

こんなにずっと聴いていられるナレーションあります?

何回も聴いても飽きずに、いつも新鮮に感じるナレーションあります?

あれすごい。本当にすごいよ。

彼なりにたくさん工夫したのだろうなあ。

ナレーションだけど第23号の言葉だから、ちゃんとその言葉に心が見えるの。その時その時の第23号の行動とその場の風景がそこに見えるの(まじですごい)

効果音に合わせて、驚いて後ろを振り返ったりする動きも細か。

6/26昼は、ここのナレーションの「もちろんそれまで河童など見たことありませんし」のところの「河童」を「かった」って噛んでしまうんだけど(かわいい←おい) 

すぐ「河童」って言い直して動揺しない織山くんすごすぎた〜!

「…と命じたのです!」の可愛さったら!それまでめちゃくちゃキメッキメだったのに!ギャップ!(頭抱)

「こちらがヘトヘトになってきた頃」って言ってる時は、ちゃんと織山23号自身もヘトヘトで喋るもんだからすごい。

もう〜〜〜〜すごい以外の語彙力ください。

「すると!!!!!!!!」

を、はっきりと大きく言って、ここで客席の注目を集める。

「そこには(僕の知らない)穴でもあいていたのでしょう。僕は(滑らかな河童の背中にやっと指先がさわったと思うと)忽ち深い闇の中へ転げ落ちました」は、()の部分も含めて原作通り。

「深い闇の中へ転げ落ちました」の声の低さったら!かっこよさったら!Kappa1時間半を通して1番低い声じゃない? 

このセリフからだもん。 

このセリフから、深い闇の中へ転げ落ちてから第23号は河童の国に行くんだもん。

一種の 

“切り替え”  

でもあるし 

“深い闇への突入”    

でもある(声で深い闇を表してる)

ここでインダストリアルロックの曲調が流れ、次のシーンへ。暗くなって織山23号が床に倒れ込む。(深い闇の中へ転げ落ちて脳震盪を起こします)(原作では「それから先のことは覚えていません。僕は唯目の前に稲妻に似たものを感じたぎり、いつの間にか正気を失っていました。」)

 

河童と出逢うまで

織山23号の倒れ方は仰向け(で合ってるよね?)

ここ、原作では大勢の河童に囲まれた後に第23号は担架に乗せられて、チャックという医者の家に運ばれます。

その後チャックが1日に2,3度第23号を診察しに来て、たまにバッグという漁師も訪ねてきます。 

第23号は河童の国に来て1週間経った後に「特別保護住民」としてチャックの隣に住みます。 

河童の言葉はチャックやバッグから習うのです。

しかしKappaではチャックは出てこない。

Kappaでは第23号が倒れている大勢の河童はキャスト全員で、バッグ ゲエル ラップ トック マッグ。

倒れている織山23号が起き上がる時が、いつもダンスでやってるやつ!(伝われ) 

両足を大きく振り上げてお腹から、両手を使わずに立ち上がる織山23号の身体能力の高さったら!すごい!

織山くんのダンスを見るようになってからこの動きをよく見るようになったけど、何度見てもほんとうにすごいなあ〜!

起き上がった後にバッグからマッグまで全員の紹介をするんだけど、その時の織山23号の声がちょうかわいい。赤ちゃん👶🏻

この1個前のセリフの「深い闇の中へ転げ落ちました」とのギャップ!がすごい!

もう河童の国にいる第23号なの。もう空想の中の(空想の中のってのは、また別の記事でゆっくりと)本来の(もしかしたら“理想の”かもしれないけど)第23号なの。

 

Kappa語のお勉強

河童の言葉を話せない第23号が、河童たちから河童の言葉を学びます。ここが!ちょう!可愛いんだよね!ね!!!!(共感求)

河童の言葉を学ぶ前に人間の言葉を喋っているのだけど、河童の国だからめちゃくちゃな言葉を喋っているように聴こえる(適当に喋る)ところも激カワなんですよね!!!ね!!!もうバブ。ここも赤ちゃん👶🏻

「これは何ですか」をなかなか言えない織山23号。

「塩」が「ちょ!」になるのも可愛いし 

「学校」が「がっきょー」になるのも可愛いし

「労働」が「どーどー」になるのも可愛いし

「男」は「おここ」ってなっちゃうのに「女」は1発で言えます(頭抱)

河童の言葉が難しくて必死に学ぶ織山23号の、その話し方が本当すごい。

“拙い”   がちゃんと伝わってくるの本当にすごいのよ。

段々河童の言葉が頑張って言えるようになっていく過程も絶妙。

最後、織山23号が繰り返し覚える河童の言葉は 

「学校」「勉強」「試験」「金」「労働」「自由」「時間」「生命」「神」 

全部全部これからのストーリーに関係してくる言葉ばかり。

最後の「神!!!」は力強く放つ織山23号。

最後の1周は織山23号は河童の言葉を噛まずに完璧に言えるようになるのだけど、その後周りの河童達に褒められた後(青木くんの「トレビア〜ン👏🏻」が可愛い) 

なぜか織山23号は切ない顔をする。 

人間が河童の世界に、しっかり一歩踏み入ってしまったような感覚の“切なさ”。ここから後は、第23号は3年間河童の国で生き続けることに。

第23号の人生の分岐点。

とも言えるのかな。

その後、織山23号は切なくゆっくり心情を丁寧に表すかのように踊る。腕と指先を丁寧に丁寧に器用に動かすので、思わずうっとり。

腕を天に伸ばして手首、腕、首をうねうねして、なにか新しいエネルギーや新しい魂を吸収して体に馴染んでいくような感覚。(伝わってください)

あの動きがすきだった〜

ここだったかもううろ覚えなのだけど、この踊りの後の終盤に木の実を食べる振りはここで合ってる?(もしかして河童の言葉習う前だった?)

河童の世界では生活教があって、生命の樹に緑の果(み)と金の果(み)がなっていて。

織山23号の木の実を食べる振りは、その果を食べてるんじゃないかと思っているのですが 

織山23号はどちらを食べてたのですかね?(というか、こういう細かいところまで表現してるの本当に最高ではありませんか?←ここ誰発信の表現なのだろうね?織山くん発信だったら震える。天才すぎて震える。織山くんの頭の中を知りたい(涙))

生活教では、緑の果を「悪の果」。金の果を「善の果」と言うらしく。なんとなく金に惹かれそうだけど 

織山23号が見つけた生命の樹には緑の果しかなっていなかったのではないかと考えたり、ここは興味深いところだった。

原作の第23号は、生命の樹に緑の果と金の果がなっている話を聴いてる時に「僕はこういう説明のうちにもう退屈を感じ出しました」だけど 

全く興味がないってわけではなくて。生命の樹の話をした長老の説明が古い比喩みたいで、ちょっと疑わしいと感じるの。

でも、トックの死で宗教について考え始める。(原作ではトックが死んで、Kappa舞台ではマッグが死にます)

ただこのシーンはもっと後なので、河童の言葉を学んだばかりの織山23号が食べた果が緑の果か金の果であるとしたら 

この後宗教のことについて考える前触れだったのかもしれませんね。

3年後に色んな宗教の話を聞いたり宗教関連の記事を見て退屈になっていってしまうのですが…………

宗教の話をするシーンは舞台後半に別途あるので、そこでまた書きます 。

ここで書いたことと言ってること違うじゃん!なこと書いてたらすみません。大目に見てください

 

今回はここまで🥒

次回は河童の国ついて学ぶ第23号のはなしから。

まだ全体の3分の1しか書けていませんが、ここまで長くお付き合い頂きありがとうございます 

心がしゃべるままに綴っていますため、ぐだぐだ長々とすみません

恐らく4日後に更新されるであろう織山くんのブログがたのしみですね 

今日も第23号がしあわせに胡瓜を頬張っていますように🥒

 

      f:id:na0nly23:20210715185553j:image