ミュージカル 「犬との約束」〜序章からM6まで〜

 

 

みなさま お疲れ様です 織山くんもお疲れ様です 

早くも犬との約束から1ヶ月半以上が経ちました。もうすぐで2ヶ月が経ってしまいます。やっとのことで書き残そうとしています。(おそい)

犬との約束が終わってからも、YouTubeや少クラ、ISLANDTV、Mステ、雑誌などで織山くんのメディア露出がたくさんでうれしい日々です。

ジャニアイ円盤化とドリボ出演おめでとうございます!嬉しすぎる!帝劇0番に立って"苦悩"を表現したジャニアイ2022を大きい画面でいつでも何回でも見れるしあわせ。そして帝劇の秋をまた味わえるしあわせ!

そして、改めて少年忍者結成4周年おめでとうございます✭⋆これからの未来が明るいものでありますように!

相変わらず毎日ばたばた…ですが、記憶が鮮明のうちに…!

 

改めて

🐕🌿🌱🌙✨💫🥐🍻🐶🎩

2022 4/15〜4/17,4/19〜4/24,4/29〜5/4

ミュージカル

「犬との約束」

全23公演 

お疲れ様でした!!!

🐕🌿🌱🌙✨💫🥐🍻🐶🎩

 

全23公演織山くんの頑張りを見届けられたこと、一緒に走り抜けられたこと本当にしあわせでした。

織山尚大くん宇宙いちかっこよかった……のはなしは、また後でしっかり書くとして。(笑)

今までの現場記録ブログはいつも2ヶ月かけて書いていて、次の現場期間に入り込みそうになると慌てる。という繰り返しなので早く書き起こそう〜と思っていたのですが、今回の舞台はどの目線で書こうか、どこから書こうか、どの順で書こうか、ず〜〜っと悩んでいて。

織山尚大くん”への感想と“ダニエル”への想いや、他登場人物の関係や歌の感想、セット、照明、衣装、髪型、23公演の演技の変化、ストーリー…………と書き残したいことを考えたら全くまとまらなくて。

もしかしたらのもしかしたらで再演できたら、今回の舞台との変化を見つけたいので細かく残しておきたい気持ちもあって。

歌詞も全て書き残したいけど著作権があるし……など。何目線で書いたら良いのか分からずこの日まで来てしまい、もう頭だけでなく手を動かすしかない!心が喋るままに!と、やっとブログを書き始めた次第です。

そういえば、Kappaもドリボもジャニアイも心が喋るままに、読みやすさなど全く気にせず残していたなあと。(観劇実況みたいな(笑))

なので、犬との約束記事が何記事に渡って書くことになるか分かりませんが!しばらく犬との約束の世界に浸ります。

 

全公演の記録はnoteに残しています。

犬との約束 東京 4/15,4/16昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 東京 4/17 昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 東京 4/19 昼夜,4/20|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 東京 4/21昼夜,4/22|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 東京 4/23昼夜,4/24楽|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 大阪 4/29,4/30昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 大阪 5/1昼夜,5/2|𝒮𝒶𝓀𝒾

犬との約束 大阪 5/3昼夜,5/4大千秋楽|𝒮𝒶𝓀𝒾

 

ミュージカル「犬との約束」

主演: 織山尚大(少年忍者)

(主演!かっこいい〜〜〜〜!改めておめでとう㊗️)

目次

序章

オーバーチュアに入る前に、犬との約束の“セット”について。

舞台上に広がるのは、木材を基調とした家の中にも家の外側にも見えるようなセット。舞台の空間全てを使っていて、センター上手下手のそれぞれの上には窓のようなセットが開いたり閉まったり。窓が開いた向こうには草むらが広がってる。上手下手にそれぞれ2段階の段差。段差の角には薄茶色のプロテクター。(愛ですね)

捌ける場所は真ん中奥、上手、下手の3つ。併せて玄関灯もそれぞれ2つずつ。センター、上手、下手でそれぞれデザインが違う。

上手下手それぞれには四角いボックスがひとつずつ置いてある。(Kappaのときも四角いボックスを2つ使っていたなあ)

時代は19世紀アメリカ。「オールドドラム裁判」を元にした、岸本さん作のオリジナルストーリー。

1幕 M1 オーバーチュア

オーバーチュア始まる前の会場BGMは無し。

暗転後、2幕再審のジョージのセリフ時のBGMが流れる。(ジョージ「僕の言葉に耳を傾け、想像してみてください」の後のセリフから流れる音楽と同じ)

照明によって徐々に明るくなっていく舞台上。

1幕M4「報われる世界」のBGMにナチュラルに切り替わり(国籍人種 性別不問 能力測るのに関係ない♩私は差別主義者じゃない 誰でも平等にチャンスを与える♩の部分 )

その後に1幕M15「愛犬ラム」(僕の親友ずっとずっと〜♩の部分)が流れる。(1幕M19「僕に話して」(ラムに会いたい ラムに会いたいんだ♩の部分)や2幕M31「あなたの犬」(僕の親友ずっとずっと〜♩の部分)も同じリズム。)

今までオレンジ照明だったのが、1幕M15「愛犬ラム」のBGMで青になる。(夜)

最後は、1幕M3「人として」のBGMが流れる。(大人になるってどういうことだろう♩の部分)

徐々に曲調が渦巻いて、照明は明るく。

犬との約束の劇中歌の組み合わせのオリジナル曲に仕上がっていて、実際に劇中歌で流れるリズムとは似ているけど使っている楽器の音はオーバーチュア仕様。

犬との約束の集大成!のような沢山の曲が入り混じったオーバーチュア素敵だった~!

1幕 M2 ダニエルとラム

すっかり舞台上の照明は明るくなって(朝が来た感じ。1日の始まり!の感じ)、2曲目「ダニエルとラム」のイントロが流れ始める。センターと上手下手それぞれのセットの窓が開く。

真ん中奥からマッカラン裁判長(園岡さん)が登場。ここでは語り手なので村人風衣装を纏ってる。上手下手からそれぞれ、アレックス(神田さん)ボブ(深堀さん)トーマス(森山さん)ルーシー(吉田さん)キャシー(毬乃さん)バーバラ(桑原さん)が登場。ここのシーンでは全員語り手役。アレックスはマクレガーの弁護士兼秘書なので、語り手の時は村人風衣装を纏ってる。(裁判長と一緒でマント的な)

「ダニエルとラム」の歌い出しは裁判長。「青年」であるダニエルとラム(ラムはダニエルの愛犬)は生まれた時から一緒で、どれだけ絆が強くて深いかを歌う。

7人の「「「「「「「ダニエル!」」」」」」」のセリフ調が気持ち良い。

裁判長パートの「母の農場の仕事を手伝い♩」から語り手たちが歌詞に合わせてミニ芝居が始まる。トーマスの「学校に通うこともなく♩」で、トーマスが上手から下手に移動し、下手にいるボブに、よお!と挨拶してた。

キャシーの「心通わす友達もなく 繰り返す変わらぬ日々♩」の後、キャシーが下手に移動してボブとトーマスと合流。合流したら、ボブがキャシーにトーマスを紹介してあげたり、自己紹介しあったり、伝言ゲームして仲良くなったり、ボブがキャシーをいじって笑わせたりしてて。友達作りのお芝居をここで自然と入れてきてすごかった...!今日は何をするかな〜と楽しみポイントのひとつでした。

ラムと2人の時間がダニエルの安らぎで、ダニエルにとってラムは明日を生きる希望なのだと。

「2人」と表現するのがさ。

深い意味はないかもしれないのだけど、愛犬のラムを“家族”でもあり“友”でもある、対人間のような存在なんだなって。

「生きていく希望♩」(ここのハモリ綺麗すぎる)の後、下手から織山ダニエルが勢いよく走ってきて登場!センターまで走ってきて若干下手奥の方を向いて土ジャンプ!勢いよく地に足つけて、「ラム~~〜〜〜~!」(ダニエル初セリフ)と両手広げてにこにこ笑顔の織山ダニエル!

ちょう!!かわいい!!!

もう既にラムがどこにいるかが分かる。(以下、ラムは演出上には物理的に存在しておらず、最前列がラムになったり織山くんの動きでラムが見えます)

「こっちだ!!!」とラムを呼んで(ここで裁判長が拍手してくれる)、織山ダニエルが片膝ついて、両掌を客席に見せるように(

こんな感じ!)くるりと一回転。

(この織山くんちょ〜〜〜う可愛いよねえ)

立ち上がって「さあ〜ラム行くぞ〜!とってこい!」と上手奥に向かってフリスビーを投げる。(フリ。フリスビーかどうかは知らないけどわたしにはフリスビーが見えた🥏)

ダニエルが遠くに投げたフリスビーをラムが走って取りに行って(ラムが走る鳴き声が聴こえる)

ラムがフリスビーを取ってダニエルの元に駆け寄ってきたら、ラムを見つめながら両手拳上下に揺らして(ラムの手を掴んでる?)センターで、バレリーナ風の3〜4回転。の後、右足を後ろに引いて右手は斜め上後ろ、左手は客席に伸ばす。(綺麗)

ここの右足を後ろに引くのは、いつもセンター(扉前)だったけど、上手斜め後ろに引いてたのは4/24(東京楽)と5/4(大千穐楽

「犬の生涯は短い♩」(アレックスソロパ)から、ラムとゆっくりお散歩しながら(一歩ずつ足を前に出しながら)上手の上の方を指差して“見て〜👆🏻”ってラムに言っているかのよう。

「幼い頃から2人は一緒♩」の後に、センター寄り下手で座って胡座をかく織山ダニエル。側にはラムもいて、自分の両足を掴みながら肩を左右に揺らして微笑んでる。(かわいい〜〜〜〜〜〜保護)

「ダニエルのただ一つの願い♩」の途中で立ち上がってセンターに移動。

「いつか来る別れが♩」の「いつか」で下手へステップして「別れが」で華麗にバレリーナジャンプ。左足を浮いた右足にタッチ。(ジャニアイTokyo Experienceのフリーダンスでもやってたやつ〜!←ジャニアイは右にジャンプで反対だった)

「ダニエルは強く抱きしめる♩」の「抱きしめる」で両腕で自分を抱きしめて(ここめ〜〜っちゃ好き)、その体のうねりのまま足を片方ずつ浮かせながら(軽くジャンプしながら)手と胸から床につける。顔は起こしたままうつ伏せ。両手は頬。(ぎゃんかわ)(ここのショットを残してくれた情報局会報大天才)

「伝わる愛♩」で、そのまま上手へ1回転。両手は頬。「1日に感謝する♩」で前のめりになってラムを見つめながらラムのほっぺを右手人差し指でツン。(しゃいすたの「あんな風になりたい♩」の魔法かける織山くんみたいで可愛かった〜〜〜ここずっとかわいい。ずっとずっと)

「貧しくても孤独でも♩」で赤ちゃんがハイハイする体勢で(犬と同じ体勢)くしゃ顔で首を振る(ラムに擦り寄せてる)織山ダニエルはわんこそのもの。織山くんが犬役かと思った。可愛すぎて脳死。(情報局会報大天才その2)

「この愛犬がいる限り♩」で立ち上がって、「心がいつも温かいから♩」で両腕拳を上にあげて伸びをする。音楽が止まった瞬間に、両腕を下ろして「さあラム、いこう!」のセリフ。「さあラム」はラムを見つめながらで「いこう!」は斜め上を見上げながら。元気よく上手へ捌けていく織山ダニエル。他語り手も全員捌ける。

登場時から捌けるときまでずっと元気な織山ダニエルがほんとうに可愛いがすぎて、終始にこにこだった(わたしが)

ダニエルにとって、愛犬ラムがどれだけ大切な存在であるかを歌ったこの曲「ダニエルとラム」

貴重な踊りシーンのひとつ。この曲の歌詞に合わせて動きを全て織山くんが考えたと思うのだけど、ラムと過ごす時間の楽しさと愛おしさが全面に溢れていて。ラムと楽しそうに戯れたり、ラムに対する織山ダニエルの目が優しかったり。

日常のダニエルとラムの紹介で始まり、ここから物語が始まっていきます。

※追記

↑はMyojo Live!!2022春コン号が発売される前に書いたもので、“この曲の歌詞に合わせて動きを全て織山くんが考えたと思うのだけど”と書きましたが、岸本さんに「自由にやってみて」と言われた織山くんのフリーダンスでした〜!うれしい!

岸本さんが「自由にやってみて」とおっしゃってくれたことが!うれしい!織山くんなりにダニエルとラムの関係性を考えて表現してくれたものを見ることができてうれしかったです。

衣装はゲネプロショット参照。

髪型は髪くるくるの外ハネ。(パーマ風)1番くるくるしてた日は4/20!(YouTubeのジャニーズJr.大運動会の日)大阪ではくるくる抑えめ。

1幕 マクレガー訪問

上手にメアリー(ダニエルの母親、三倉さん)とマクレガー(岡さん)が登場。

マクレガーがメアリーの家に訪問して、お金を徴収しに来てる。渡す金額が少なくて謝るメアリー。渡せる金額が少ないなら農場を出ていくことを勧めるマクレガー。どうしても今の農場で生きたいと懇願するメアリー。

ここの2人の会話中に流れているBGMはM3の「人として」のオルゴールVer.

ここでマクレガーが「ご主人を早く亡くされたのは気の毒ではあるが」と言うから、メアリーの旦那さん(ダニエルの父親)はもう既に亡くなっているからメアリーとダニエルで頑張って働いていることを知る。

「母さ〜ん。食事の支度ができたよ〜」と上手から聴こえる織山ダニエルの声。上手から白タオルで両手で持って、そのタオルを見ながら織山ダニエルが登場。

「母さ〜ん。食事の支度ができたよ〜」の声が優しすぎる。食事の支度をする織山ダニエル偉すぎる。(涙)

マクレガーがいることが分かって「マクレガーさん………」と織山ダニエル。「こんにちは」と挨拶したらメアリーの隣に立つ織山ダニエル。(情報局会報にショットがあった!ありがとうございます)

メアリーが、来月は必ずお金を支払うから今日は引き取ってほしいとマクレガーにお願いして、マクレガーが「強情なお人だ」と言って下手へ捌ける。

ここのマクレガーの「強情なお人だ」のセリフ、4/17夜だけ「頑固なお人だ」になってた。

メアリーがマクレガーにお礼を言った後、「母さん、マクレガーさんの話また断ったの?」と優しくメアリーに話しかける織山ダニエル。「ここの暮らしが好きなの」とメアリーが言うと、あははとはにかみながら下手に移動して「母さんったら強情だな〜」の織山ダニエル。声が優しい。

ダニエルが学校に行けていないことをメアリーが謝ると「大丈夫だよ、母さん。僕は平気!」の「平気」は「へ〜き♩」って感じで、お母さんを心配させないようにあえて元気そうに言う織山ダニエル、どこまでも優しい。

「僕、人と話すのそんな好きじゃないし、」は斜め下を見ながら言って、言い終わった後は片膝しゃがみながら「ラムだっているんだから、寂しくなんかないよ」と言いながら目の前のラムの顔をわしゃわしゃする織山ダニエル、ちょ〜〜〜優しい顔してた。「寂しくなんかないよ」の口調も優しくて、「ないよ」が特に優しい。(涙)(ここのわしゃわしゃも情報局会報に載ってたしあわせ)

「それに」で立ち上がって「父さんが頑張って作ってきたこの農場、守りたいんでしょ」と前を向いて言う織山ダニエル。語尾が優しい。

「父さんの作ったこの農場、絶対守るんだ!って」「絶対」で少し力を入れる時のお顔の上下の揺れが可愛いだった。

「僕のことなんか気にしないでよ」とセンターまで歩いて優しくメアリーに向かって言う織山ダニエル。メアリーのお父さんへの想いを1番大事にして欲しいと思う心が美しすぎる。

「その優しい心と綺麗な目」とメアリーが織山ダニエルに向かって言うのだけど、

本当にそれ!!!!な!!!!

本当に!!!優しい心と綺麗な目!!です!!!

の気持ちでたくさんになった。

「父さんにそっくりよ」とメアリーが織山ダニエルに向かって言うと、少し切なそうな表情をする織山ダニエル。

ここからM3の「人として」のイントロへ。

1幕 M3 人として

照明は暗め。(夜)ここの農場で過ごしてきた時間が大切で、「あなたのその心もよ、ダニエル」とメアリーに言われると、織山ダニエルが少〜しだけ微笑む日もあったけど、ほぼほぼ笑わない。イントロ前の切なげな表情を引きずってる。

M3「人として」の歌い出しはメアリー。(上手で歌う)メアリーにとってダニエルは自分の宝物で誇りに思っていることと、お金で自分の意志が揺らがないことを歌う。

ここで織山ダニエルの初歌唱!(涙)

織山ダニエルの歌い出しの「僕は母さんの悲しむ顔♩」の音程がとても低いのだけど、しっかり出ている低い声。すごいかっこいい。と共に、どれだけお母さんが当時暗かったかが伝わる感じ。(もちろん、そのお母さんを見ている時のダニエルも)

織山ダニエルは、お父さんがいなくなった時のお母さんの顔が忘れられなくて、お母さんの悲しむ顔を見ると胸が潰されるほど痛いから2度と見たくないと歌う。センター奥から少し前に歩きながら。気持ち下手を向きながら。このダニエルの想いがあるから「父さんにそっくりよ」とメアリーに言われた時に切なげな表情をしていたのだよね。

「あの顔を♩」の「か」が高音。だけどしっかりお腹に力を入れて力強い。

「見たくないんだ♩」の最後の「だ」で長く伸ばす。

この曲の歌の息継ぎがとても大変そうだったけど、一音一音しっかり出ていて聴き取りやすくて本当にすごかった。公演重ねるたびに声が低くなっていって上手くなっていて〜〜(涙)

“人として”何が大切か“人として”生きる難しさ。貧富の差による人間の不平等さ、旦那さん関連でメアリーが抱え込んでいる悩み、人間同士の信頼関係、大人になってから分かる社会事情と、変わる心。全部を考え悩んで苦しみながらも、社会のことをまだ知らない織山ダニエルは純粋で眩しくて。

「あなたはそのままのあなたで♩」でセンターにいる織山ダニエルに近づくメアリー。「穢れを知らないこの眼差しを♩」の「穢れを」で織山ダニエルとメアリーは向かい合い、織山ダニエルの両肩を掴むメアリー。

「この眼差しを♩」で客席斜め上を見上げる織山ダニエルとメアリー。ふたりに白いスポットライトが全開。きっと月を見上げているのだけど、夜に見る月のように眩しい織山ダニエルの希望の光にも見える。(メアリーにとってダニエルが希望の光)

この時の織山ダニエルの眼差し。目。すごく綺麗でうっとり。儚い。眩しい。最後のメアリーのフレーズでゆっくり目線を下げていくのも儚げがあってとても良かった。何も喋っていないのに、織山ダニエルのメアリーに対する心情がぐさぐさ伝わる。

M3「人として」が終わり、食事にしましょうとメアリーが言うと「うん!ラムご飯!」とラムに話しかける織山ダニエル。ラムが鳴いて織山ダニエルの足を通り抜けて走っていく。(織山ダニエルが足を少し上げたり左右斜め下見たりするのでラムが走ってるのが見える)

ラムが勢いよく走るので、「は〜や〜い〜(笑)」とメアリーと笑い合う織山ダニエル。ここの「は〜や〜い〜」は「はや〜(笑)」だったりはえ〜(笑)」だったり毎回違ったのが可愛かった〜!(全公演noteにまとめています)

 

メアリーにとって大事なもの、守りたいものは息子である“ダニエル”と旦那さんが残していった“農場”しかなくて。の想いと、この厳しい時代、社会でどう生きていけば良いのか悩み苦しむメアリーの想いを全面に表していたM3「人として」

唯一の織山ダニエルと三倉メアリーの親子デュエット曲、素敵だった〜〜!

1幕 M4 報われる世界

シーンは裁判所へ。真ん中にはボックス3つで作られた裁判長の席。の上には裁判長が座る。下手の段差にはマクレガーが座り、アレックスが立ってる。上手の段差にはスーザン(ジョージの秘書、青木さん)が座り、ジョージ(弁護士、だいすけお兄さん)がうろちょろしてる。(悩んでる様子)そのまた袖より上手にはボブとトーマス。(ふたりとも原告)

ボブとトーマスが起訴した残業代に関しての裁判。ボブとトーマスの弁護士はジョージ。裁判中のアレックスの威圧がすごい。作業効率が悪い者(言い方が悪いよね)に残業代は払うのは悪しきことで、有能な人材に報酬を上げることが当然だと言い張るアレックス。ジョージが裁判長に“平均的な作業効率”について聞かれると、ジョージはまともに答えられず、訴えが却下されてしまう。

「優秀な弁護士で助かったよ、ジョージ」とマクレガーがジョージに嫌味を言った後に、M4「報われる世界」のイントロへ。

歌いだしはマクレガー。太くて強い歌声がとっても素敵。「努力の差こそ貧富の差だと こうも分かりやすい物差しはない♩」と、差別主義ではなく能力主義であると強く主張。

マクレガーとアレックスのソロの後に、マクレガー&アレックス、トーマス&ボブのユニゾン。富める者と貧しき者との対比。

「いつかはチャンスがある♩」の最後のユニゾンの後、ジョージのソロ。ジョージソロで裁判長、マクレガーとアレックスは下手に捌ける。ジョージは貧しい暮らしをしてきたけれど、努力をして弁護士になったらしい。そういう人がいることで、貧しき者への自信や希望に繋がれば......とジョージは考えていたけれど、社会は厳しく。

トーマスとボブの、貧富の差が大きい社会への嘆きを歌ってM4「報われる世界」はおわり。彼らが生きている今の社会が「報われる世界」だと思っているのは富める者だけで、「報われる世界」になってほしいと祈り信じたいけど諦めが大きくなっているのが貧しい者。

ジョージは裁判に負けてしまい、トーマスとボブから報酬をもらうのは申し訳ないと感じて、トーマスとボブからは報酬を受け取らないことに。

トーマスとボブが上手へ捌けた後、上手にいたスーザンが下手にいるジョージに向かって怒りを表す。報酬をもらわない=お給料が発生しない。事務所の家賃や経費やスーザンのお給料が払えないので、スーザンはジョージにうんざり。スーザンの「もっと仕事に誇りを持ってほしいの。自分の仕事に!」で、M5「仕事の流儀」へ。

1幕 M5 仕事の流儀

歌いだしは下手にいるスーザン。黄緑寄りの緑照明。スーザンカラーは緑。拳を力強く振りながら歌っていて、真面目且つ意志の強さをしっかり感じてとても好きでした。

スーザンソロの「自分のやったことに♩」から「学生のお遊びをしたいの?♩」まで、ジョージを追いかけまわしながら歌うスーザン。逃げ回るジョージのお顔の少年感。すごく笑えた。

「そうじゃない スーザン♩」からジョージソロで、上手の段差に飛び乗るジョージ。「勝ってこそ誇り高く♩」で下手の椅子の上に飛び乗るジョージ。「気持ちよく報酬を受け取りたい♩」のジョージソロで、とても呆れた様子のスーザン。現実を見なさいよ、のお顔。

ジョージの「不器用と分かってても~♩」でビブラートに合わせて右手をくるくるしながら斜め上へ。ジョージが「はぁ..」のため息で腕を下ろすと、スーザンは「はぁ...!!」とわざと大きくため息をもらす(もらすというか声を出すに近い)

「それが僕さ♩」とスーザンの顔色を伺いながら椅子の上に立ったまま肩を少し上げて体ぎゅっと小さくして控えめに歌うジョージに対し、「それが僕さ」と開き直るジョージに呆れて上手の段差の上に座るスーザン。

ただただ困っている人を助けたいジョージではあるけれど、裁判所に立つジョージには威厳が無く、最後まで責任持って闘おうとする気持ちが弱く見えて。困っている人を助ける「弁護士」の仕事をしているからには、仕事に誇りをもって堂々としなさいよと、スーザンの気持ちはジョージには響かず。

1幕 M6 それがあなた

M5「仕事の流儀」のイントロが終わると、下手からケイト(マクレガーの娘、ジョージの彼女、玉置さん)が登場。白ワンピースに薔薇付きピンクのチョーカーが可愛い。

スーザンがケイトの裁判の結果を報告すると、ジョージを慰めて褒めるケイト。ジョージにもケイトにも呆れて下手の段差に移動するスーザンは、裁判に負けて報酬を受け取らなかったことをケイトに報告すると、ケイトは「パパ(マクレガー)に言って助けてもらう!」と呑気。ジョージの裁判の相手はマクレガーだったのに、そんなマクレガーがジョージにいい事務所を用意してくれると思っているケイト、“お嬢さん”って感じ。

ジョージ(彼氏)が争った相手が自分の父親だろうと「そんなこと関係ないわ」なケイトのセリフで、M6「それがあなた」のイントロが流れ始める。薄ピンク照明。(かわいいー!ケイト色!)

上手の椅子の上に座るジョージ。そんなジョージの元にケイトが寄って、「ね???」と口パクで後ろからジョージの顔を覗く。(ここすごくかわいい)そんなケイトにもっと呆れて「勝手にやってなさい!!!」と怒って下手に捌けるスーザン。

歌いだしはケイト。ジョージ全肯定ケイト。パパ(マクレガー)のことは頼るくせに、ジョージに「パパのような人にはなってほしくないの♩」と歌うケイト。(それとこれとはまた別!なのはとっても分かるけど←分かるんかい)

ケイトがジョージを物凄く持ち上げるので、ジョージがケイトの言葉を否定して、自分を卑下しだす。ジョージは、自分がまだ何も成し遂げていないことを理解していて、そこまで自分に自信を持てていない様子。

そんなジョージに優しく「焦らないで ジョージ♩」と歌い、困っている人を助けたいという気持ちのジョージが変わらずいてくれるだけでいい、とジョージを肯定するケイト。

ケイトの「パパのような人は あなたを助けるべき♩」の歌詞もすごい。どうしたらそのような思考回路になるのか.......と理解不能だけど(言い方)、ケイトは全く悪気無くてただただ大好きなジョージの為を想って言ってる。そんなケイトに「ケイト 何を言ってる?♩」と理解できないジョージ。

M6「それがあなた」の曲が終わり、M6「それがあなた」のBGMが流れる。照明は白オレンジ。ジョージが「君は言ってること分かって言ってるのかい?」と言うと、「将来一緒になるなら、娘としてお願いすることの何がいけないの?」と主張するケイト。

そのケイトの主張を受け止めて、ジョージが「君の気持ちは嬉しいよ」「ありがとう」とお礼を言うのだけど、ここのセリフそれぞれでジョージを見つめながら、こくんと頷くケイトが可愛いだった。

ジョージが下手の段差に座って「君にあたったりしてごめん」と謝ると、ケイトは「あなたは自分を信じていればいいのよ」とジョージの隣に座る。どこまでも全肯定ポジティブ彼女。

ケイトが「事務所に戻ってお茶でも入れましょ」と言って、ジョージと一緒に立ち上がる。下手袖に向かいながら「あぁ」とジョージも笑顔になって、下手へ捌ける。ジョージの「あぁ」の部分は、「うん!」の時も。

ここの1曲だけでケイトの人柄とジョージとケイトの関係性が分かるのがすごかった~!歌うまベテランの掛け合いとても素敵でした。

ケイトとジョージっていつどこで出逢ったのだろうね。ケイトは大学生だけど、ジョージは何歳なのか分からなくて。そもそもこの舞台は年齢の設定は公開していなくて。(だよね?)もちろんダニエルも。(ダニエルはいくつだろ〜の話は、また次に)

同じ大学だったのかな〜とか、付き合ってどのくらいなのかな〜とか。大学から付き合ってたら2〜3年なのかな〜とか。本当余談なのだけど、過去にジョージがケイトのお家まで送った時に、ケイトに彼氏がいることをアレックスが知って、マクレガーにもバレたっていう流れで、マクレガーがケイトとジョージが付き合ってることを知ってるのだと思う(急な推測)(素敵な舞台に変な設定を考えてごめんなさい)なんだかふたりの馴れ初めが気になるものです。(笑)

 

本日はここまで。

1記事で6曲までしか行かなかった......(笑)全部で31曲あるのに........サマステが始まる前に幕を閉じたいのですが、できるかな~(笑)

久々に「犬との約束」の記憶を呼び起こしていて、とても楽しいし既に懐かし~となっています。

そういえば日付変わって今日6/27は、Kappa大千穐楽から1年です。はや…………無音ダンスが実体験。のはなし。「Smile!!!」って元気よく言ってくれたり、両手ガッツポーズしたり、最後の最後捌け際に伸びをしたり。ぜ〜んぶが未だに鮮明だな。

ずーーーーーっと泣いてたので舞台終わってから速攻タクシーに乗って、タクシーの運転手さんにずーっと心配されてたのも思い出です。(笑)

ずっとKappaを大切に(もちろん犬との約束🐕も)語り継いでいきたいです。

 

長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。

織山くんが今日もいいユメ見れていますように🌙

 

 

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