ミュージカル「犬との約束」〜M7からM13まで〜

 

 

みなさま 今日もお疲れ様です

織山くんもお疲れ様です

はやくも7月に突入してから26日が経ってしまいました〜……めためた遅くなりました更新が。毎日いろんな嬉しい解禁やら現場やら中止やらで感情の上下が激しくて。

わたしの夏は一足先にせくし〜で開幕☀️と思ったら、織山くんとの夏が遠ざかって…など。

織山くん元気にしてるかな〜〜〜どうかこのまま無症状で後遺症残らず元気に復活できますように。

犬との約束のブログ、サマステ始まる前に書き終えます!なんて意気込んでいましたが、もう80%くらい諦めてます(笑)が、必死に思い出して書き残していきます。

前回はM6「それがあなた」まで書きました。

全公演の記録はnoteに残しています。

 

犬との約束 東京 4/15,4/16昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 東京 4/17 昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 東京 4/19 昼夜,4/20|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 東京 4/21昼夜,4/22|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 東京 4/23昼夜,4/24楽|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 大阪 4/29,4/30昼夜|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 大阪 5/1昼夜,5/2|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

犬との約束 大阪 5/3昼夜,5/4大千秋楽|𝒮𝒶𝓀𝒾 |note

 

ミュージカル「犬との約束」

主演: 織山尚大(少年忍者)

(改めて“織山尚大”のお名前かっこいい~~~)

目次

1幕 M7 我々の気持ち次第

シーンは「裁判後」へ。真ん中奥から裁判長、マクレガー、アレックスが登場。

マクレガーが裁判のお礼を裁判長に伝え、裁判長に媚を売る。(←言い方)媚を売るというより、それぞれのフィールドで権力を持っているマクレガーと裁判長でwin-winな関係を築いていて、その関係を良好に保てるように行動をしているマクレガー。

M7「我々の気持ち次第」の歌い出しはマクレガー。アレックスと裁判長の掛け合いもあり。富める者の、富める者にしか分からない愚痴。

彼らが自分たちのことを「この社会に必要な者♩」と歌ってる通り確かに彼らがいないと社会は回らないのだけど、「我々こそがこの世界のルールなのだ♩」が結構利己主義で少数独裁的というか。権力者目線のシーンからも厳しい社会、厳しい時代であることを伝えているところ。彼らがとても利己的な考えになってしまったのは、M22の「人の本質」でマクレガーが歌ってくれてるからまたのちに。

M7「我々の気持ち次第」の音楽が止まった後、犬の遠吠えが響く。遠吠えを聴いて「野犬が増えすぎて困ってるんです」「私は犬が大嫌いでしてね。条例でなんとかしたいと思っているのですが」と言うマクレガー。キーとなるセリフのひとつ。

美術館を建てるためにメアリーとダニエルの農場を立ち退かせるよう急かす裁判長に対して、アレックスが宥めるように柔らかく制止するも、「私の顔を潰さぬようくれぐれも頼みますよ」と裁判長が軽く釘を刺して下手へ捌けていく。

裁判長が下手へ捌けた後、シーンはマクレガーの家へ。マクレガーは疲れた〜と一息をつくようにため息を吐いて、ジャケットを脱ぐ。そのジャケットをアレックスが受け取る。

マクレガーはポケットからお金が入った袋(💰←まさにこれ)をアレックスに渡す。メアリーから受け取った支払い金。

アレックスの「またお一人で行かれたんですか!」「なぜ彼女を…」のセリフと、毎月の支払いが約束の金額まで達しなくても許してるところ、メアリーの強い意志に折れるところ。マクレガーのメアリーに対しての行動全てに対して、マクレガーとメアリーは何か複雑で深い関係があるのだな〜とわかる。その答えは観終わってからも分からないのだけど。

マクレガーがケイトが何をしているかアレックスに尋ね、ケイトとお付き合いをしているジョージに先を越されてどうするとアレックスへミニお説教。

そこで下手から「ただいま!」とケイトが登場。マクレガーとアレックスはそのまま上手にいる。(マクレガーはボックスの上に座ってる)

 

1幕 M8 娘の願い事

「お願いがあるの!」と言い出すケイトに対して「大抵のことはなんでも聞いてしまいそうになるね」とマクレガーが言うと、口パクで「ほんと?」と上目遣いで言うケイトがとっても可愛い。

M8「娘の願い事」の歌い出しはケイト。イントロで薄ピンク照明。(やっぱりこれはケイトの色なんだー!)

「お願いパパ 彼を助けてあげて♩」のケイトに、すぐ表情を強面に変えるマクレガー。「彼を助けてあげて♩」でケイトが上手から下手へ1回転するのだけど、ふんわり白いスカートが舞ってとてもキュート。

「ジョージのことよ とぼけないで♩」の「ないで♩」でマクレガーに向かって人差し指でとんとんとんするのがかわいい。(語彙力)「とぼけないで♩」の後は、下手にある段差の上に飛び乗るケイト。

石造りのロマンスタイルか煉瓦造りの豪華な一軒家など、ジョージに事務所を造ってほしいとマクレガーにお願いするケイト。(ケイトは上手いるマクレガーに元へ移動)

そんなケイトのお願いを聞いたマクレガーは「可愛いお前の頼みでも無理♩」と速攻願い下げ。ケイトとジョージが付き合ってることも認めていないマクレガー。

「温室育ちで甘やかせすぎた♩」でケイトの体のライン(肩から腰)の外側をなぞるようにするマクレガー。そんなマクレガーを睨みながら口を尖らせているケイト。

ケイトは「私 彼と結婚するわ♩」で下手に移動しながらマクレガーのことを指差す。その言葉を聞いたマクレガーは非常に驚いた様子でもあり怒ってる。

「パパになんか無いもの ジョージは彼は たくさん持っているわ♩」でケイトはセンターで両手を横に伸ばし、M8「娘の願い事」の音楽が鳴り止むと同時に両手を自分の腰に当てるケイト。

そんなケイトの発言を受けて、アレックスはケイトに謝るように促したりマクレガーを宥めたり忙しそう。(笑)「ケイトさん!さあ謝って!!!」の口調は少しコメディ風に感じて、仲介が大変な様子がすごい伝わる。(笑)

ケイトは謝る素振りを一切見せず、「図星だからそんなに怒るのよ!ふん!」とマクレガーに向かって放ってケイトは真ん中奥に向かって走って捌ける。「ふん!」はマクレガーに顎を向けて思いっきり顔を横に振るケイト、かわいい。スカートを両手で持って裾を上げながら捌けるケイト、さすがの振る舞い。

ケイトが去った後に、アレックスに怒りをぶつけるマクレガーは下手へ捌ける。「も、申し訳ございませ〜ん!!」と謝るアレックスの口調もなんだかコメディっぽい(笑)アレックスも下手へ捌けてシーン終わり。

 

1幕 M9 人生なんて

シーンはダニエルの家。上手からメアリー、ルーシー(とうもろこしが入った籠を持ってる←メアリーからもらった)、キャシー、バーバラが登場。続いてトーマスとボブが登場。メアリー以外の5人でメアリーのお仕事を手伝ったらしい。

ボブの「働いても働いても一向に楽になんかなりゃしない!」のセリフは、5/3夜だけ「働いても働いても一向に楽になんかならない!」になってた。

上手から織山ダニエルが「あの!」と手を挙げながら登場。「食事の用意できたので、少しですが良かったら食べていってください」と控えめに(涙)デキた息子〜〜〜(涙)

みんなが農場のお仕事を手伝ってくれたお礼にメアリーが「ダニエル!皆さんにお酒を!」と言うと、ああまたか…という表情でこくんと頷く織山ダニエルはお酒の準備をしに上手に捌ける。

メアリーの「のみましょう!!」でM9「人生なんて」のイントロ。曲調はM5「仕事の流儀」と同じ。歌い出しは村人全員。村人6人が1列になって踊る。

途中トレーの上に人数分のお酒を載せて運んできた織山ダニエルが上手から登場し、大人たちがそのお酒を取っていく。この時少し後ろに反っている織山ダニエルが可愛い。メアリーがお酒を取る時には、目を合わせて控えめに頭を下げる日も。その後に上手段差に置いてあった野菜が載ってあるトレーを持って片付ける。(上手に捌ける)ちょう優しくて偉い。段差降りるのに少し首傾けるの可愛いだった。お顔は終始少し呆れている感。

「(工場が)盛んになり♩」で再度上手から織山ダニエルが登場し、上手段差の上にある籠の中から何かを取り出して(犬が噛む用の小さいおもちゃ的な。黒色だったと思うけど、しっかり見れなかった~)上手にいるラムに向かって「しーっ」って人差し指を自分の口の前に当ててから(「しーっ」の時は、少し軽く走りながら)、立ち止まって片膝立ちしてそのおもちゃをラムに与える。(右腕揺らしてる)この時は自分が本当に犬になるのを錯覚したので面白かった。(感想間違えてる)織山ダニエルがにこにこーってなってから、立ち上がってまた上手に捌けていく織山ダニエル。(おもちゃを両手で持ちながら)

大人たちは、人生の厳しさや大変さ、社会や人間関係の卑しさと辛辣さを感じて、へらへらお酒を飲みながら嘆いてる。(どんちゃん騒ぎしないとやってらんねー!感も伝わる)正直者が報われずにずる賢く権力がある人が支配している世界。大人たちの嘆きはこのシーンが初めて。権力者が貧富の差を歌うよりも、村人たちが貧富の差を嘆く方がより一層伝わる。

「町と町は♩」で、女性たちが衣装のスカートをひらひらしながら上手から下手へ移動するのが可愛い。「誠実さなんて♩」の左右のステップも可愛くて好きでした。「1セントにもなりゃしない♩」で、お酒を前に突き出してお酒を飲み干す大人たち。

M9「人生なんて」の音楽が終わり、片手に1本お酒を持ちながら織山ダニエルが上手から登場。「ダニエルも飲めよ~」のボブのダル絡みに対し、「あのー僕は大丈夫ですー」の織山ダニエルの表情はとても嫌そう。「僕は大丈夫ですー」のセリフは、「僕はいいですー」の時も。(4/19昼,夜,4/23昼夜4/24,4/29~5/4。後半ずっと「いいですー」だった)初日は「大丈夫ですー」だったから、台本では「大丈夫ですー」だったのかな。目線はずっと斜め下で目細めてる。後半公演になるにつれ、ここの言い方が強くなっていったの可愛かった。

にしても、お酒をイヤイヤ拒否する織山ダニエル、最高に刺さった。良かった。(ヘキ)

トーマスが「男らしく飲めよ~」と織山ダニエルの背中を叩き、その反動で織山ダニエルが少し背中を反らしながら痛ってぇ.....と言うかのように自分の背中に手を当てる。すごく嫌そう。メアリーが「この子(ダニエル)にはまだ早いわ~」と言って、織山ダニエルが持っていたお酒を一気に飲み干す。さすが母親、助け舟。(息子を助けたのもあるけど、アルコールを欲していたのもあるかも←メアリーはアルコール依存症の設定らしいから←深堀さんが言ってた)

5/4大千穐楽でメアリーが一気飲みした時に、ボブが「オカアサンスゴイネ…」って片言で織山ダニエルに言ってたの、とても面白かった(笑)

一気飲みしたメアリーに対して大人たちが歓声をあげる中、M10「いつも一緒に」のイントロが流れる。

1幕 M10 いつも一緒に

上手にいる織山ダニエルは、少し怒った様子で「ラム行こう!」と下手へ移動。下手定位置で軽くため息をついた後、ラムのことを見ながら「ねえラム。なんで大人はお酒飲むんだろうね?」と大人たちに呆れて少し目を細めながら話しかける織山ダニエル。(体は下手袖を向いていて、顔は客席を向いてる)

お酒が大好きなわたし、少しだけ心が悲しんだ(笑)と共に、目見て言われた日は即禁酒するね.....となった(笑)(ちょろい)

M10「いつも一緒に」は、織山ダニエルのソロ曲!

織山尚大くんの初ソロ曲(?)

歓喜

「大人になるって どういうことだろう お酒を飲んで 大騒ぎしたら楽しいのかな♩」で下手からセンターまでゆっくり歩いて、下手客席に体を向けて両膝立ちになる。「僕なんかにはまだ それは分からないけど 昔 母さんが言ってた気がする♩」の「する♩」は高音、とても綺麗〜〜〜(涙)

「大人は辛いことを お酒と飲み込むんだって♩」の「だって〜♩」でラムに語りかけるように少し体が前へ。

「騒がしいのは苦手だから 僕には向いてなさそう♩」で立ち上がってセンター前へ移動。

「こうやってラムといる時に 僕は1番の幸せを感じる♩」はセンターにいるラムの目を見ながら。この歌詞がパンフレットの、織山くんソロページに起用されてた。歌い終わってから膝立ち。「その愛情深い目で 僕をまっすぐ見てくれる どんな時も寄り添って いつも気にかけてくれる♩」もラムの目をずっと見ながら。ラムの頬を撫でるように。

「君の代わりなんてありやしない ずっとそばにいてほしい♩」はラムを見ながらやや下手へ移動。「大好きだよ ラム♩」で少し前屈みになって両手は両膝。ラムを見つめながら。M10「いつも一緒に」おわり。

「さあラム、行こう」とラムを見つめて言ってから、両肘曲げて両腕軽く振りながら下手へ捌ける。

 

こんなに優しく愛情を伝えてくれる織山ダニエル。客席をずーっとラムとして接してくれる織山ダニエル。

多幸感マックス

ダニエルずっと幸せでいてくれよ

ダニエルを守らせて

のきもちで溢れて仕方なかった。(オタク丸出し)どの歌詞もしあわせな時間すぎて、ずっとニヤけてるラムになってたと思う。きもちわるくてごめん、織山くん。

 

自分にはラムがいるから十分、ラムが1番の宝物、ダニエルのラムへの愛が痛いほど伝わる。

織山くんの音程が全くずれないの、ほんとうに凄すぎた。織山くんのソロ曲…凄すぎた。織山くんのソロ曲は他にもあるのだけど、贅沢すぎて凄すぎて…………

 

1幕 M11 不幸もいろいろ

村人たちの最後に残ったブラウニーを誰が食べるか問題(ボブが食べようとしたらレディーに譲るのが普通でしょとキャシーが言って、トーマスが男にも権利があるだろ〜と言い返した)で、バーバラが“不幸自慢して1番不幸だった人がブラウニーを貰おう”と提案。キャシーが上手前に移動し、過去に友人に裏切られた話をし始める。

キャシーが喋ってる間は、センター後ろで左からルーシー、ボブ、メアリー、バーバラ、トーマスの並び順でこそこそ喋ってる。(キャシーを見たりキャシーを指差したりして、あ〜あ〜可哀想みたいな反応)

その後にトーマスが下手前に移動し、奥さんと子供に裏切られた過去を暴露。その間、後ろで村人たちがこそこそ話してて、トーマスの「行かないでくれ〜〜!」の時には、ルーシーが客席奥の方を指差して“あ〜行ってる行ってる”ってトーマスの奥さんが去っていくのが見えるかのようなお芝居。“あ、曲がった左行った”って指曲げて指差して、ボブに教えてるお芝居、本当細かくて面白かった!毎公演進化していくのも楽しくて!

その間メアリーは立って話を聞きながらお酒飲んでる。

トーマスがいきなり「長年♩」と歌い出して、M11「不幸もいろいろ」の始まり。トーマスが歌い出してびっくりする後ろにいる村人たち。メアリーは下がって後ろにある段差の上に座り始める。

トーマスがあまりの悲しみに歌うもんだから、ルーシーが“あなたもそばに行ってきてやんなさいよ”と言わんばかりにボブにトーマスの元に行きなと手で合図する。ボブは“仕方ないな”くらいのテンションで頷いてトーマスの元へ行き、「働き蟻のように 稼ぎだけを持って行く♩」と歌い出す。

そんなボブの歌台詞に対して「だからと言って酷すぎるぜ あんまりだろ♩」とトーマスが歌うと、ボブはトーマスの肩をぽんぽんして励ます。

次にキャシーが「昔からの仲だった♩」とその場で歌い出すので、びっくりして目を合わせるルーシーとバーバラ。ルーシーがバーバラに対して“行きますか…”と口パクで話しかけると、バーバラはキャシーの上手側に移動し、ルーシーはお酒をボックスの上に置いてからキャシーの下手側に移動。

「色んな相談し合い♩」からキャシー ルーシー バーバラの三重唱。

「助け合った仲♩」と女性3人が歌ってる時、ボブがトーマスに向かって“俺らだな”みたいな感じでトーマスと自分を指差す。トーマスが微笑んで、ボブがハイタッチしようと手を挙げるからトーマスがハイタッチしに行こうとすると、手を速攻下ろすボブ(笑)“なんでだよ?”と目をぱちくりするトーマスを無視して、笑いながらトーマスの肩を組むボブがとてもツンデレ(笑)楽しい関係で可愛かった〜

「過ごした時 積み上げた関係♩」からメアリー以外の全員で1列になって歌い出す。「そんな簡単に崩れるものか♩」の「崩れるものか♩」で崩れていくボブが好きでした。

信頼しきっていた家族や友人にすら裏切られてしまった悲しみを通して、何を信じたら良いか分からず、金銭的な貧しさよりも心の貧困な方が辛いと嘆く彼ら。

「貧しさよりも心の貧しさの方が♩」で左右に揺れる5人。ボブは持っていたお酒のグラスを赤ちゃんに例えて、赤ちゃんをあやすかのように揺れてたのが面白かった(笑)

「堪える♩」で5人は疲れ切ってよろよろ歩いたりボックスの上に座ったり。ここでM11「不幸もいろいろ」はおわり。

バーバラが「わたしに比べりゃまだまだだけどね」と言うと震える村人たち。バーバラ一体どんな過去が………(オトコ関係かなあ〜って勝手に思ってるけど(笑))

バーバラがメアリーに話を振ると、メアリーが口開く前に「メアリーは早めに旦那を亡くしちまったからね。旦那に裏切られてないだけマシだけど〜!」と酔いながらハイテンションのルーシー。続いてボブが「こんな農場、女1人で貧しい暮らし。幸せとは言えねえな!」と言って笑う。

メアリーにとってナイフのような言葉を聴いたメアリーは、立ち上がって「帰って」と皆に言って、村人たちは渋々愚痴を言いながら帰ることに。

メアリーの「帰って」の前に、ボブが「次は俺だ〜」と立ち上がって不幸自慢をしようとするのだけど、「まだ生温い秋の夜…」ってアドリブ言ったり(←これはトーマスの「まだ春先の肌寒い雨の降る日だった」をオマージュしてるって深堀さんが言ってた)「俺のおばあちゃんがよお!!🖐🏻」って言ったは様々で面白かった(笑)

そのあとボブはルーシーにお尻を叩かれるのだけど、後半公演ではお尻に手を当てて、その掌を見てびっくりしてるボブ(何かついてたんだろうね…)が毎回面白かった(笑)そんなボブに気づいてルーシーも手出してたの可愛かったなあ〜

 

村人たちが帰った後は、下手から「母さん?どうしたの?大丈夫?」と織山ダニエルが登場。ちょう優しくてなみだ。メアリーが上手段差上に座ると「なんか…みんな怒っちゃって帰っちゃったみたいだけど…」と織山ダニエル。メアリーが「悪酔いしちゃったみたい」と言うと「さっきまであんな楽しそうだったのに……」と織山ダニエル。

下手客席奥の方を見ながら、さっきよりも声量を上げて織山ダニエルが「人って難しいね」と言い放つ。「ねえ母さん!」で上手にいるメアリーの方を向いて「なんか嫌なことでもあったの?」ってメアリーのことを気にかけるのだけど、この言い方が優しくて優しくて優しくて。お顔も仏のように微笑んでいて口角が少し上がっていて。あえて心配しすぎてるようには見せず、でもメアリーが話しやすいように柔らかい雰囲気を出して。あまり難しいことは分からないから少しの無邪気さもあって。この絶妙な表現に脱帽…すごい。

「昔母さんが言ってたじゃない。大人は嫌なことがあったら、お酒と一緒に飲み干すんだーって」は、下手客席に体向けて目線は斜め下。4/23昼に「お酒と一緒に飲みほすん…飲み干すんだーって」って甘噛みしてたの可愛かった。噛んで言い直す時、首を少しフリフリしてたの可愛すぎた。

織山ダニエルが「僕、お酒あんまり好きじゃないんだ…」と言うとメアリーが立ち上がって「あら、お酒飲んだことあったかしら〜?」と織山ダニエルを茶化す。織山ダニエルは首を少し微笑みながら「ううん」と首を横に振る。

「父さんがいなくなって、たまに母さんが1人でお酒飲む時あるでしょ」の「あるでしょ」の言い方もあり得ないくらい優しい。「その時の顔がいつも悲しそうだった」と切なそうな表情。

「この生活、本当は辛いんじゃないの?」の「この生活」は少し声量をあげて「辛いんじゃないの」は少し控えめ。

「父さんと過ごした時間を想ってるだけ。どうにもならない寂しさをお酒と流し込んでるのかも」とメアリーが言うと、「そっか…」と織山ダニエルが答えるのだけど、否定せず受け入れてほんとうにやさしい。

「でもみんなは…不満をお酒と一緒に飲み込まずに、全部吐き出してるみたいだった」の「吐き出してるみたいだった」は、自分自身の思いを吐き出すかのように、言い捨てる(までは行かないけど)かのように少し力強く。

「みんな…みんなラムみたいに穏やかだったらいいのにね。人がみんな、ラムみたいに優しかったらいいのになーって」と言って下手袖に捌ける。

 

人生経験の少ないダニエルだから、まだ人間との関わりが少ないダニエルだから、みんながラムだったら!みんなが犬だったら!みんなが優しかったら!の気持ちになるのはきっとそうで。人がみんな優しくない、って訳ではないのだけど。

っていう話はまた最後に総括します(笑)

 

1幕 M12 誰のシンデレラ

暗転し、舞台はジョージの事務所へ。真ん中からランプを持ったジョージとスーザンが登場。ジョージは家賃や電気代を払えず、事務所の電気が止められていて暗い。

ジョージはお父さんの形見である時計を売って、そのお金をスーザンに渡す。

下手から「ジョージ〜?暗いわ〜」と言いながらケイトが登場。灯りを持っていないケイトはボックスに躓いてよろけると、支えるジョージ。部屋が暗いことを珍しがってはしゃぐケイトに、「あんた何しに来たのよ」と呆れるスーザン。

ケイトが「差し入れを持ってきたの」とパンが入っているカゴをジョージに差し出すと、表情と態度が一気に変わって「ありがとう〜!」とケイトのカゴを受け取るスーザン(笑)「それはジョージの〜!」と少し口を尖らすと、下手からケイトを呼ぶアレックスの声が。

アレックスも灯りを持っていないため、ボックスに躓く。

上手の段差の上に座ってランプを持ってるスーザンに対して、アレックスが「蝋燭を頂けませんか」とスーザンに言うと「20ドルになります」とスーザンが言い、「たっか…」と言いながらもしっかり20ドル払ってランプを買ってたアレックス(笑)ここたまに笑いが起きててうれしかった!スーザンの、ここぞとばかりにぼったくるのとても可愛かった(笑)

その後ケイトのカゴバッグから、新しいランプを1つ取り出すスーザン。差し入れの中にランプってあるものなのね…!(笑)

アレックスとジョージが言い争い始めると、始まるイントロ。歌い出しはアレックス。アレックスの「親なら心配 当たり前♩」でケイトが“確かにその通りです”と思っているかのように会釈。

アレックスが歌ってる時に、スーザンはケイトのカゴバッグを開けて差し入れを取り出す。中身はパン!4種類のパンが入っていて、ランダムに1つだけ取り出す時もあれば4つ全部取り出す時もあれば、2つ持って食べる時もあればで毎回様々!だったのでとても楽しみのシーンのひとつでした。特にスーザンはクロワッサンがお好きなようでした🥐

スーザンのパンレポは全てnoteにまとめてあります。

アレックスの「親の気苦労 いかほどか 見てられない♩」で、居ても立っても居られなくなったジョージが前に出てきてジョージソロ。

ジョージが歌い出すと、ケイトが後ろに下がってゆっくり下手の段差(1段目)の上に座る。ケイトは上手に座ってるスーザンと目を合わせて首をかしげ、スーザンも“何やってんだか”の表情。たまに、スーザンがここで持ってるパンをケイトに見せて“おいしー”って報告して、にこにこなケイト!の図があって微笑ましかったー!

ジョージの「相手にされない男の僻み 可哀想すぎて笑えもしない♩」で、悔しそうにするアレックス。ここのジョージの歌台詞結構きついし結構いじわる(笑)

ジョージの「良い大人の恋愛に 赤の他人が 口出しできることない♩」の「良い大人の恋愛」で、パンを食べるのをやめてジョージを見るスーザンは、パンをカゴバッグの中に片付けて手を拭いた後に立ち上がる。

ジョージは、後ろで立ち上がったケイトの隣の元へ行き、ケイトはジョージの腕に絡む。

ここからアレックスとスーザンの反撃のデュエット。アレックスとスーザンが「家賃も払えず灯りもない どこがオ・ト・ナ?♩」とジョージとケイトに詰め寄る。

その後アレックスとスーザンはセンター前に移動し、その2人の背中を“ちょっと!”と言っているかのように指差すジョージとケイト。

アレックス&スーザンの「大人の恋愛語る前に 大人の仕事をしてみろよ!♩」の「してみろよ」で隣にいるアレックスを肩で突き飛ばしてセンターで決めポーズのスーザン。突き飛ばされてもすぐに体を起こしてスーザンの後ろから顔を見せるアレックス。で、M12「誰のシンデレラ」はおわり。

すぐ様ジョージがスーザンの隣に来て、「おいスーザン!」と言うと「あ〜ら!ごめんつい〜!」と言って上手へ移動するスーザン。

ケイトが「ジョージは今にすごい裁判をするわ。きっと後世にも語り継がれるような」と言うと、アレックスとスーザンが「何をバカな(笑)」とハモる。「おい」とジョージがスーザンにツッコむと、スーザンは上手段差上に避難。

このケイトの自信の強さと予言はすごかった………人を信じる信念と愛は強い。

 

1幕 M13 私だけわかっているわ

ケイトソロ。やはりケイトソングの照明は薄ピンク。

歌い出しの「ほとんどの人が♩」はセンターで。

“ジョージは正義の為に周りに左右されない”=“本当の強さ”、“ジョージは信念のために周りに左右されない”=“本当の優しさ”だと主張するケイト。

周りはジョージのことあれこれ言うけれど、ジョージの想いと優しさと仕事に対する信念は、わたし(ケイト)だけが分かっていれば何も問題ない!というケイトの意志表現と、ジョージのことを信頼しているからジョージは自分を責めなくていいというジョージへの励まし曲。

2回目の「ジョージは違う♩」でジョージとアレックスがケイトに手を差し伸べて、その手を取りボックスの上に立って歌うケイト。ケイトが降りようとするとジョージとアレックスが手を差し伸べるのだけど、ケイトはジョージの手しか取らない。手を取ってくれなかったアレックスはとても切なそう。そんなアレックスを見てるスーザン。

「本当の優しさを持った人♩」と歌うとケイトはジョージの肩に頭を乗せて、M13「私だけわかっているわ」おわり。ジョージとケイトは下手袖に向かってニコニコしながら捌けると、アレックスが「付き合ってられません!」とヤケになる。スーザンも「全くよ〜」と同意すると、2人とも大きいため息。アレックスは下手、スーザンは上手に捌ける。

 

本日はここまで。次はM14「犬にまつわることわざ」から書きます。次から辛いシーンも入ってくるので……色々思い出してまた感情移入してしまいそうです。

前回の更新から1ヶ月が経っていてびっくり………夏なのにまだ1幕書いてるの、自分でもびっくり。次でやっと1幕を書き終えられると!おもいます!

この夏どうなるか分かりませんが、一刻も早く安全にライブや舞台ができる世界になりますように。

長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。

織山くん今日も元気で!いいユメ見れるといいなあ

 

 

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