Kappa 第23号の望む世界へ共に〜理性的な河童と感傷的な人間からマッグのお葬式と遺書まで〜

 

今日もみなさまお疲れ様です。今回もこのページを開いてくださってありがとうございます

織山くんもお疲れ様です。 

サマステリハもいよいよ終盤で頑張ってるのかな。くれぐれも体調に気をつけてください。

それでは今日も!張り切って!織山23号を振り返るぞ〜

 

空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~

主演 織山尚大(少年忍者)

出演 青木滉平(少年忍者)

(改めてジャニーズJr.が外部で主演舞台やるってすごくない?)

目次

理性的な河童と感傷的な人間

河童は、安楽死した河童を食べるのが普通。生きる権利もあれば、死ぬ権利も認められている河童の世界。

死んだ河童を食べれば、食べた河童の血や肉となって、死んだ河童も生かされるのではないかという考え。

その考えに対して「そう!そう!そう!そう!」と河童が共感してる時の織山23号は「ちがーう!」と叫ぶ。 

ここが!いつも演技が変わる! 

6/26昼の織山23号は「ちがーう!ちがうよ!ちがーーーーう!」だったのに対し 

6/26夜の織山23号は「ちがう!ちがうよ!違うよバッグ!バッグちがうよ!バッグーーーーーッッ!!」で、バッグに向かって叫ぶ。 

これめっっちゃ可愛かった!!!

6/26夜は総じて青木バッグへのだいすきがいつもより溢れてたなあ。

6/27大千穐楽の織山23号は「ちがうよ!ちがう!ちがう!ちがう!ちがう!ちがーーーーーう!」で、「ちがう」を連呼。 

ほんとかわいいここ〜〜

原作では、この会話はゲエルの家で行われており、実際にゲエルに河童の肉を勧められる。 

第23号は辟易してゲエルの家を飛び出して、あまりの気持ち悪さに嘔吐してしまう。 

そうだよね。

当たり前に

そうだよね。 

人間の世界では普通ではないから、同族の人間を。と考えたら本当に恐ろしい。 

だからこそ、先の話になるけど、最後に第23号がマッグの肉を食べる時の嫌そうなお顔忘れられない。

食べれる様になったのは本当にすごいけど。

だって、原作では河童の肉見ただけで吐いてますからね。

いや、どれだけ河童の国に染まったんじゃ!というよりは、河童の宗教を学んでマッグへの供養だと思って食べるんですがね………

 

プウフウ新聞社

見出し適当かよって(笑)

これで、どこのシーンかは伝わるけど、別に内容をまとめられた見出しではないな(笑)すみません。

なんといってもここは原作を読んでいないと内容が入ってきにくい!

なので、単語単語で身振り手振りがついて飽きないように、難しくならないようにしてるんだな〜と。

にしても、ここの身振り手振り可愛すぎませんか?

「プウフウ新聞」でその場で足踏みして走り「労働者」で両手を上にあげて前後に体をくねくねして「クイクイ」で手はグーで両腕を曲げて左右に動かす。 

ここの「クイクイ」の腕の動き可愛すぎません????

ここの織山23号の「クイクイ」推し、たくさんいるでしょう。わたしもそのひとりです。

ここはその時の時代の河童の国の政治の話を通して、ゲエルが自慢話をしてる。(で合ってるよね?)

プウフウ新聞の記者たちを社長のクイクイが支配していて、そのクイクイをゲエルが支配している。

そのゲエルを支配しているのは、ゲエル夫人だというオチ付き。

ゲエル自身をどうこうではなく、プウフウ新聞の記者たちに同情する第23号だった。

プウフウは、ただの間投詞だなんて原作を読むまで知らなかったなあ…

ここで超人倶楽部の会員であるトックが火事が起きたことを知らせにきて、テンションが上がる河童たち。

青木バッグは「ファイヤー!!!」って盛り上がる(かわいい)

ここ原作では、ゲエルの隣の家が火事になる。

その家はゲエルが貸している家なので、火災保険のお金が入る!と微笑する。

また、もし誰かが死んでいたとすれば、そのお肉を食べることができると………なので河童からすると火事はマイナスのことではなく、むしろプラスのことなのですね………

河童たちが火事で盛り上がってワイワイする中、織山23号はここでもアドリブを入れてくる。 

6/26昼の織山23号は「消さないとダメだから!消さないと!あ〜〜もう!!!!」

6/26夜はガヤガヤしすぎて聞き取れなかった。覚えてない(笑)

けど、最後に「も〜〜〜〜!!」はしっかり言ってた。

6/27大千穐楽では「死んじゃう!〜〜〜〜〜もぉ〜〜!」とにかくここではちゃんと慌てている織山23号。かわいい。

 

マッグと第23号

マッグがひとりでいるところに登場する織山23号。「こんにちは!」が可愛い。 

6/27大千穐楽では、マッグが妹の話をするシーンで、しゃがむ時に後ろに倒れそうになりつつも両手ですぐさまバランスを取り直す織山23号がとってもよかった。

身体能力ゥ〜!を感じた。

織山23号は、気晴らしに外に出かけましょう!とトックのいる場所に一緒に行く。 

ただ、その時のトックは情緒不安定で、ラップの詩を持ち上げる批評家にイライラしているトック。

そしてマッグにもあたるトック。織山23号がトックをなだめるもおさまらず……

そのあとマッグと織山23号がふたりきりになって、トックさんをお誘いしなければ良かったと反省する織山23号。(かわいい)

ここで突然マッグが立ち上がって後ろを向いて両足の間から顔を出して、逆さまに世界を眺める。

ここの!

アドリブも!

毎回!

織山くんが!

かわいい!

6/26昼の織山23号は、マッグと後ろ合わせになって逆さまに世界を眺めてマッグと目を合わせる。

ちょう!かわいい!

おもわず笑ってしまうふたりが可愛すぎた。

6/26夜の織山23号は、マッグの元に行かずにずっとトックにもらった本をパラパラめくる。 

織山23号「マッグさん…これはなんなの?」とトックからもらった本を起き上がったマッグに見せる。 

マッグ「これはねえ大人になったら楽しめるから 君はまだ早い。だめだよ持ってちゃ」織山23号「これトックさんからもらった」マッグ「トックは好きなんだな」の流れで、いつもの台詞に繋げる織山23号がさすが〜!

いろんなパターンを持っている織山くん天才。

6/27大千穐楽の織山23号はマッグが逆さまに世の中を眺めている最中に、マッグを馬跳びする。(めっちゃびっくりした。すごすぎる)(客席から笑いが)(わたしも驚きすぎて笑ってしまった)

マッグが起き上がって「びっくりした…どうしたの?」織山23号「飛びたくなっちゃって」(ちょうかわいい)(可愛すぎてめっちゃ笑った)マッグ「跳び箱症候群か……」(コングさんの返しが逸脱すぎてここも笑った) 

本を片手に馬跳びすごいし軽やかすぎた。 

というか飛びたくなっちゃってってすごすぎません?!?!?!可愛すぎません?!?!

馬跳びという発想がすごい。 

いつから考えていたのだろうか…あの場所、あの瞬間で思い付いたんだろうか……いやはや天才。

その後マッグがひとりにしてくれと言い、最後に完成した「阿呆の言葉」を織山23号に贈呈。 

その贈呈の仕方はステージの真ん中の床にマッグが置き、織山23号が取りに行く。

6/26昼の織山23号「ありがとうございます!!!」めっちゃ嬉しそうに笑う(かわいい)マッグ「ばははい!」織山23号「ば〜い!」 と言って捌け。 

6/26夜の織山23号「ありがとうございまぁす!」マッグ「ばははい」織山23号「ばははい🎶」織山23号の去り際にマッグさんに「そんな本(トックからもらった本)見ちゃダメだよ」と言われた後に、にこにこに本を持つ織山23号。

それに対して「いいから。捨てなさい」とマッグに言われる織山23号かわいかった〜 

6/27 大千穐楽では、織山23号がマッグの阿呆の言葉を拾って 織山23号「完成したんですね!」マッグ「ちょうクールじゃ〜ん!」織山23号「ちょうクールってなにが?」マッグ「ばははい!」織山23号「ばははい🎶」 

去り際は、一度捌けたと思ったらまた少しだけ戻ってニコニコに捌けた織山23号。にっこにこかわいい(涙)

織山23号が去った後、マッグは真ん中の椅子に座り「阿呆はいつも彼以外のことを阿呆だと信じている」「幸福は苦痛を伴い 平和は倦怠を伴う」と

「阿呆の言葉」の一節を何度も繰り返した後、銃で(手で表現)頭を撃ち、静かに自殺。

原作では自殺するのはマッグではなく詩人のトック。

マッグが第23号に河童の死刑や自殺など死の話をしている時にトックの家からピストルの音が聞こえる。

なので、Kappa舞台でのマッグさんの詩的な遺言は、原作では詩人のトックが書いてる。

 

マッグのお葬式と遺書

お葬式シーンは台詞一切なし。 

河童たちがマッグのお葬式に1人ずつ参加。

織山23号の参列は1番最後。

ゆっくり猫背になりながら歩く姿は本当にショックで悲しそう。

前に進んで青木バッグの前に来た時に、右手をひょいと低い位置で挙げて挨拶をする。 

青木バッグも合わせて織山23号に挨拶。 

お葬式の後、河童たちがマッグが自殺した理由をあれこれ想像する。

それは行き過ぎていて楽観的で。しかも青木バッグに届いた遺書を読み聞きして、またあれこれ妄想を広げマッグを笑う。

ラップが身振り手振りしながらミニオンの詩を読み上げている時、立ったまま下を向きながら考え事する日や 

立ったまま青木バッグのことを時折振り返って気になっている日や、立ったまま詩を聞いて「愛しい人よ」のラップたちの手振りと同じく胸に手を当てる仕草をする日があって。 

ここでも色んな織山くんの演技が見れた。 

詩の後も河童たちが喋り続けている中、織山23号はズボンの後ろポケットからマッグからもらった「阿呆の言葉」を取り出し、セットの上に座る。

座ってその本を開いて、眉を寄せながら読んで、次のページの一節を読んで…を繰り返す。 

その時の表情が最高に凛々しくかっこいい!!!

横顔が最高にかっこいい!!!!

この時の織山くんは第23号の織山くんだけど、普段織山くんがプライベートで本を読む時の姿もこんな感じなのかな〜って思う瞬間もあった。(ちゃんと集中して舞台観てたよ。ごめんね)

そして突然「阿呆の言葉」をいくつか読み上げる。

この頃にはもう辞書がなくたって、河童の言葉を読み上げることもできて、考えることもできたんですよ。

しかも言葉もすらすら言えていて。子供っぽさのない喋り方。

最初にマッグが「阿呆の言葉」を読み聞かせてくれた時は「僕には少し難しかったみたいです」と言っていたのに! 

この時って、どれだけ河童の国にいたのだろう。 

最後にマッグさんが残した言葉を発して、宗教のはなしをするシーンへうつる。

マッグさんが残してくれた言葉、マッグさんがきっかけで宗教に初めて興味を持つところは原作と同じ。

原作ではトックが亡くなり、トックのお葬式後にマッグが「河童の生活を全うする為には、とにかく我々河童以外の何者かの力を信ずることですね」と言い放ち第23号は宗教について学び始める。

 

今回はここまで🥒次回からは河童の宗教のおはなしから! 

いよいよ終盤。 

書き終わってしまうの、なんだかさみしい。 

そして無音ダンスが近付くにつれドキドキ。

当時呟いてたツイートやメモを読み返して、未だに鮮明にKappaの風景を思い出せることがしあわせです。

 

みなさま今日も長らくお付き合い頂きありがとうございました。

サマステまであと2日。たのしみ!

わたしはお泊まりディズニーで7日と8日行けませんが…(涙)

今日も第23号が誰かの心の中で元気よく生きていますよう。織山くんが良いユメを見れていますよう

 

 

 

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