Kappa 第23号の望む世界へ共に〜河童の宗教とマッグへの供養からカテコ挨拶〜

 

 

みなさま今日もお疲れ様です。今日もこのブログに来てくださってありがとうございます 

いかがお過ごしですか。約3週間ぶりですか。お久しぶりです。

3週間前にサマステまでにKappaを書き切ろうと仕事終わりに必死で書いていましたが、無理でしたね(笑)

そして先々週はEXに足を運ぶ日々でした。

その件については別途またここでまとめます。noteには駆け足めも程度に更新しました(https://note.com/23na0nly

サマステが8/18の公演から全公演中止になりましたが、その件についてもKappaを全て書き終えた後にまとめます。(EXに着いてから聞かされたので頭が真っ白になりましたね…どうかはやく元気になりますよう。はやくみんなの笑顔を、おりやまくんの笑顔を見たいです)

それでは久々に!

第23号の織山くんだいすきな気持ちと共にKappaの世界へ久々に浸ります(もうKappaの大千穐楽から2ヶ月経ちました………早すぎる)

 

空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~

主演 織山尚大(少年忍者)

出演 青木滉平(少年忍者)

(改めて、主演織山尚大くんの舞台に青木くんがいてくれて良かった。この並び素敵だ)

目次

河童の宗教とマッグへの供養

第23号が宗教を意識し始めたのはマッグの言葉から。

マッグの死から「河童の宗教とは何か」を考えはじめる。 

河童から「生活教」について教えてもらう第23号。「交合?」って織山23号がラップに聞くと即座にラップが「セックス」って答えるのですが

その時の織山23号の表情ったらさ!

「ほぉ………」みたいな。

「なるほど……」みたいな表情で!(すんごいかわいい)

ここで実(み)の話が出る。 

アレです。 

あの織山23号が河童の国に来たばかりの、シーンが変わる時に、ダンス中に実を取る仕草をしているアレです。

アレの伏線回収ここでーーー!だった。

金色の果(み)は善の実で緑色の果(み)は悪の実だとゲエルから教わる織山23号。 

生活教の聖書は青木バッグだけが読んだことあるので、その聖書の内容を織山23号に聞かせる青木バッグ。

「我々の運命を定めるものは信仰と境遇と偶然だけ」(マッグが言っていた言葉を青木バッグが言う)ここは原作通りのセリフ。

原作ではバッグではなく長老の河童が言ってるのですが。

 

ここでマッグのステーキパーティを開こう!とゲエルが提案して、4河童のテンションが上がる。

「食う!食う!食う!食う!食う!」で、マッグのどこ食う?って話で盛り上がる。

ここでは通常織山23号以外の4河童がテンション高めにわちゃわちゃ喋っていて、その間、織山23号は客席に背中を向けて4河童に顔を向けて体育座りしてる。

織山23号は、この時ずっとマッグが信仰だけはしなかった理由を考えているのだろうなあ……ずっと険しい表情。

4河童の「どこ食う?」の食べる部位はアドリブで。毎回違う部位を食べている青木バッグだった。

この記事ではしっかりメモを残していた大千穐楽だけ記載します。

6/27 大千穐楽では、マッグのどこ食べる?で、頭を選ぶ青木バッグ。青木バッグ「丸かじりする!りんごみたいに!」←なぜか想像して怖くなっちゃった(笑) 

背脂がどこか分からない青木バックを周りが責めて「なんでそんな怒るんですか!ごめんなさい!」な青木バッグ可愛かった〜!

青木バッグ「左心室みたいな!」まわり「どういうこと?」青木バッグ「4つあるんですね!たぶん入ってくとこだと思いますね」ゲエル「入ってくところ?」トック「右心房の隣だ」ラップ「そりゃ右の隣は左だろ!」左心室いじりが長く続いた(笑)

心室いじりや他どこ食べますかの話で盛り上がって話が長いから、立つタイミングが分からなくて上を向いたり、真っ直ぐ見つめたり(ちょっと笑いを耐えているように見えなくもなかった)

1度立つもタイミング間違えたと思ったのかまた座って即立ち直す織山23号が〜〜〜!!

可愛くてだなあ〜〜〜〜!!!

いつもはすっと立ち上がるのに、ここで立ち直したのは初めてで可愛すぎた!

立ち直した時、ちょっとニヤっとしたように見えてそれも可愛かったなあ〜〜〜未だに鮮明に思い出せる〜〜

ゲエル「君も来るよね?」織山23号「ええと………はい!」

で、その後すぐ切ないBGMが流れ始めます(まるで織山23号の心情を表しているかのよう)

マッグの死体が運び込まれて4河童はマッグの食べたい部位を切り取って食べ始める(青木バッグは下手前で座ってパクパク食べてる)(4河童は元気よくいただきますしてもりもり食べる)

河童達が部位を切り取り終わった後、織山23号はマッグの死体に目を背けながら胸あたりを切り取って一口食べて、嫌な顔してこのシーンは終わり……………

 

人間の国に帰りたい第23号

織山23号がナレーション。

だんだん河童の国にいることが憂鬱になってきて、人間の国に帰ることを決めた織山23号。

ここで青木バッグが登場して、織山23号が青木バッグに、人間の国に繋がっている穴はどこにあるのか尋ねる。

青木バッグは、この場ではどこにあるか言わないのですが、トランペットを吹く年取った河童を尋ねれば案内してくれると、青木バッグが織山23号に教える。

原作ではトランペットではなく笛なのですが、ここを青木くんの得意なトランペットにしたところサイコウだった。

青木バッグがトランペットを吹き始める。

青木バッグがトランペットを吹いている間に、後ろで下手から上手に走り去る織山23号がいた。(頑張って走ってるのかわいい)

織山23号が、青木バッグが教えてくれた場所に辿り着いたら、年取った河童どころか青木バッグがいるもんですから、"出口を教えてくれないんだったら最初からそう言えばいいのに"という風にちょっとオコになる織山23号。(語彙力)

ここで、青木バッグが自分の奇病について織山23号に話す。 

ここの会話はほぼ原作と同じですが、原作は奇病を持っているのはバッグではなく歳をとった河童。

織山23号が「見た感じはハタチ前」と青木バッグに言う時に、いつもは右手を出して指を軽く青木バッグに指すのですが

6/27の大千穐楽では右手を出すことなく両手をずっと膝の上に乗せたまま。(初めて見たかも)

青木バッグが、自分で生まれてくることを選んだと言った後に、6/26昼夜は青木バッグと反対の方向を向いて泣くのを我慢してる様子だったけど、 6/27大千穐楽ではそれは無く一点に集中する織山23号。 

青木バッグから織山23号に人間の国に繋がる道を教える。

それは織山23号から見て左斜め上にある穴で(客席から見て右斜め上)ここの照明はかなり、かなり強い。眩しそうだけど、ずっとその穴を見つめる織山23号。

「出て行っても後悔しないように」の青木バッグの言葉は原作通り。(原作では歳をとった河童のセリフ)

「大丈夫です。僕は後悔などしません」(原作第23号)のセリフは「大丈夫。僕は後悔などしない」(織山23号)になっていて、 ここの台詞の言い方は毎公演違っていて(涙)

特に6/27大千穐楽では 人間の国に行ける穴を見た時には目を潤ませ「僕は後悔などしない」が非常に力強かった織山23号。

第23号が覚悟を力強く決めた瞬間だった。

 

河童の国に帰りたい第23号(無音ダンス)

(ついに最後のシーンです。泣いちゃう)

織山23号が真ん中で顔を埋めて体育座りしていて、その周りを囲む病院の医師たち。

白衣を着た医師たちが立ち去ると、顔を埋めたままずっと泣いている織山23号。 

もうこのシーンの登場からずっと泣いていたんだな…………と

で 

で、です 

で、

ですね 

ここで

世界を轟かす織山尚大くんの無音ダンス

です。(号泣)

大きく片足を一歩踏み出して音を出す。(サマステの織山くんソロダンスも同じ始まりだったね)

足を引きずってここも音を出す。(サマステと似てる←引きずり方がやや違うから同じではなく“似てる”) 

相当、人間の皮膚の匂いが苦しくて仕方なかったんだろうね。

自分の服をくしゃくしゃにしたり、腕を何度も払ったり。

過呼吸かのようになったり、嗚咽したり吐きそうになったり。 

何度も咳き込んだり、悲鳴をあげたり。 

とにかく言葉に出来ないほどの苦しみ、辛さを表現していて。毎回観るたびに気付いたら涙が頬を伝ってた。

6/26夜は昼と違って、また色んな感情がたくさん見えて。

幻想で見えた河童の友達をハグするところでは、ハグした後に幻想だと気づいて「?!」な表現が変わっていて非常にすごかった。

嗚咽する前は、膝立ちで両手を合わせて願うかのようなポーズが綺麗で………(涙)

 織山23号が天に向かって願うダンスはほんとうにほんとうに儚くて、消えてしまいそうな表情で。

ストーリー性があって感情がダイレクトに伝わる織山くんのダンス、表現、芝居、ほんとうにすごいし言葉にならなくて。

6/27 大千穐楽。6/26でも自分の体を叩く振りがあたけど、この日も頭も多く叩いてた。

床に倒れ込むときは、過呼吸になるのではってくらいな呼吸で「いきたくない…いきたくない」(しにたくないと聴こえた人も?)と声が漏れる。 

わたしは「いきたくない…」に聞こえたのですが。

「生きたくない」か「行きたくない」か「逝きたくない」かで、だいぶニュアンスが違うと思っていて。 

ただ「逝きたくない」は考えづらいかなと思ってる。完全に個人的な感覚なのですが。 

だとしたら「生きたくない」か「行きたくない」なのですが、どちらもあるかなと思っていて。 

「生きたくない」のは「しにたい」の言葉を避けるために「生きたくない」だったのかなっていうのがひとつ。

でも「生きたくない」と「しにたい」ってニュアンスは違うし、発する時の心情も結構違うと思って。

“この国で”「生きたくない」も心情のひとつとしてありえるのかもしれない。

「行きたくない」のは、あの繰り返しの毎日のことで。

人間の国のこと。

彼は、たびたびきっと河童の国に行く空想をするのです。(原作ではそう←ここも色んな解釈があるけれど)

でもずっと空想の中で生き続けることはできなくて、人間の国に戻ってきてしまう。 

体は人間の国にいるけど頭は河童の国。

頭のどこかで人間の国に戻ってしまうのは分かっているので、頭が河童の国にいる時に「行きたくない」と苦しむのかなって。

それか、単に人間がいるところ(病院の自分の部屋以外のところや社会復帰する為の訓練所や学校。はたまた社会に)に「行きたくない」なのかな、と。

「しにたくない」だったら、この後自殺を表現するような振りをいれるかなあ…?と思うけど、「しにたくない」気持ちがあるからこそ苦しむんだよね。

だから、彼は、「生きたい」とはどこかで思っているはずなんですよ。 

「生きたくない」と真反対かと思う言葉だけど。

ここ 

あのカテコ挨拶を聞いたら、1からまたぐるぐる考えてしまいますが……ごめん。 

総じてここは「彼にしか分からない」です。

答えなんてない

でいいのだろうよ。 

ただこうして考えを巡らせることができて…なんというか、たのしかった。

というと、なんだか伝えたいことが違ってくるのかもしれないですが。

色んな考えを巡らせられるこの時間を与えてくれた織山くんには感謝だし、うれしかった。

6/27大千穐楽。無音ダンスの続きに戻りますが、膝立ちで祈るようなポーズをしたかと思ったら 

組んだ手を自分自身に向けるから、これは刃物か何かを自分の首に当てようとしていて。

でも死ねなくて苦しくて。 

次に右手指を左手腕の脈の上に乗せて何か耐えるから、リスカを試しているのかと思える表現で………

と、6/27大千穐楽の無音ダンスの感想を公の場で書き留めるのは初めて。 

Twitterでは呟かずにずっと下書きに保存していて。

当時の自分は、その時の織山くんの表現を書き留めて文字に起こしてはいたものの、自分の中で整理がつかなくてなかなかまとまりませんでしたね………(カテコ挨拶の件もあって)

ただ今になってやっと。

やっと、と言っても 

“完全に”  ではないけれども。 

しっかり受け止められるように!なりました!

圧巻する表現力、ほんとうに素晴らしかったです。織山尚大さん! 

無音ダンスが終わり息を整えた後、ゆっくり立ち上がって織山23号のナレーション(心情)が入る。

いつもは、ここの最初のセリフが「僕は河童の国から帰って来た後 暫くは我々人間の皮膚の匂いに閉口しました」(原作通り)なのですが 

ここで6/26昼では「僕はマッグさんのお別れ会の後…」とセリフを間違えてしまった織山くん。

マッグさんのお別れ会は河童の国の話で、今いるのは人間の国なので 

このセリフが出てきた時にすごくヒヤヒヤして見ているわたしが焦ってしまって(?)、切り替えられるかな〜って緊張しながら織山くんを見ていたのですが。

「…………すごく悲しくなりました」とアドリブで切り抜けたんですよ。

これをやり遂げた織山くんを見てまた涙で。

こんなシリアスで全ての体力を使って命を削った無音ダンスの後に、こんな頭の回転が働くのは素晴らしすぎて 

織山尚大さんは天才です(大声)(マジ)

人間の国に帰ってきてから1年ほど経った後に、また河童の国に「帰りたい」と思うようになった織山23号。

ここでの「帰りたい」の言い方も毎公演違って。

間を置いて、また静かに涙を流し始める織山23号。

「ゲエル ラップ トック バッグ」と間をあけて友達の河童の名前を挙げて、下を向いて泣き始める織山23号。

ここでSmileが流れ始める。(Overtureとは違って切ない楽曲へ変わっている)と共に青木バッグが織山23号の後ろから登場。

その後の織山23号の反応は毎公演違っていて、6/26昼では青木バッグに気付いた織山23号は声をあげて泣く。

泣き声で「Qua qua」って横に首を振る織山23号。青木バッグの言葉をどのように聴こえて、どのように返答しているのだろう………といつも気になっていたところ。

でも、声の感じと織山23号の仕草でニュアンスは伝わってくるんだよね。それがすごい。

織山23号の「Qua qua」に対して、青木バッグの「Qua qua」の優しさたるや…………

6/26夜では青木バッグが迎えにきた時に大号泣する織山23号。

声もしっかり泣いてて右手を鼻元や目元に添えたり、上を見上げたり両手で目を隠したり “抑えきれない感情”  が目一杯に溢れ出してた。

織山23号の「Qua qua」は、縦に首を振って会話してたんですよ。

おなじ「Qua qua」というセリフだけど、毎回会話する内容も違うだなんて本当にすごすぎた。

6/27 大千穐楽ではいつもはここ泣いているけど、青木バッグが織山23号に「Qua qua」と話しかけると涙声で笑い出す織山23号。

自分が苦しんでたことがどうでもよくなって。緊張や苦しさがふわっと飛んでいくような感情というか、そんな笑い方でさ。

号泣とかなんもない 

ここで泣き出すとかなんもない 

青木バッグの顔を見てふわっと安心感というか、安堵感というものを軽く感じていてさ。

にっこりではないんだけど軽く微笑んでいる感じ。

まさに “Smile”    で締めた織山くんに度肝を抜かれた。

この笑いの意味についてはしばらく考えていて。織山くんもここの最後について、第23号とすごく向き合ってきたんだろうなと思った。

そうか

このパターンもあるのか。って本当に驚いちゃって。織山くんの何パターンもの解釈を表現してくれたのがうれしくてさ。もうさ、もうさ………

思い出すだけでまた泣いてしまう。

ここの織山23号の心情が痛いほど伝わってきてどうしようもないんだよ〜

守りたいし抱きしめたいし、表現する織山くんほんとうにかっこよくて素敵でね……って。 

簡単な言葉では締められなくて。 

でも、本当に、これは本当に思ってる。

 

カテコ挨拶

あのインダストリアルロックの曲。 

序盤に織山23号が踊っていた曲。 

その曲で織山くんが登場して大拍手。 

そのあと1人ずつ演者さんが登場する時にキラキラポーズしたり、おいでポーズしたり、演者さんの迎え入れ方が可愛いのなんの。

ここすごい楽しそうな時と、まだ第23号が残っている時があったなあ(大千穐楽は特に)

でもさ、頑張ってここキラキラ〜っやったり全体を見回してちゃんとお辞儀してるの。 

第23号とのはざまで揺らぐ織山尚大の時もあるんだけど。でも、ちゃんと、そこに 織山尚大”  がいるの。

それがほんとうにほんとうに嬉しくてね。

6/26昼「本日は ほんまに! ありがとうございました!」の織山くん。 

京都だから「ほんまに!」を使ったんだと思ったらもう愛おしくてたまらなくてさ!

言い方もとびきり可愛くてさ!!!

“ありがとうございました”はいつもみんなで言ってるのに 1人で言っちゃって「あっっ!!!」ってアワアワしてる織山くんかわいすぎたしさ!!!

最後の最後に、きつね投げちゅーで締める織山くんよ………(涙)

東京楽ぶりに見た6/26昼。東京楽とは全く違う演技で。

最後の「帰りたい」を静かに言って静かに去るもんだから、ほんとうにこの人、人間の国に戻らないんじゃないかと思ったくらいだったので

最後の挨拶のテンションと可愛い可愛いきつね投げチューがうれしすぎましたね………

6/26夜 では3回目のカテコで「本日は誠に!」の織山くんの後、みなさんで「ありがとうございました!!!」 

捌け際は両手お手振りの後、深くお辞儀。両手で投げちゅーした後に、右手でピースして捌けた織山くん。 

尊い。 

最後の捌け方で安心しちゃうんだよね。いつも。

6/27 大千穐楽。スタオベだよ〜スタオベ(涙)

3回目カテコで進行してくれたコングさん。ありがとうございました(涙)

ここで出演者さんたちが一言ずつ喋ってくれるのだけど、トックさんが「生きてて良かったです」って(涙)

本当この一言に全てが詰まっているなあ…………と………………ほんとうに生きてて良かったです。ほんとうに。

青木くん挨拶「たくさん見に来てくださって、応援してくださったおかげで大千穐楽まで無事走り続けることができました。共演者のみなさんスタッフのみなさん、そしておりが引っ張っててくださったおかげてここまでがんばることができました。いままで自分に自信が持てずにいたんですけど、このkappaの舞台を通して、自分に自信を持ってステージに立つことが出来るようになりました。これからは少年忍者22人でがんばっていきますので22人全員をよろしくお願いします。いままで………あ、これじゃ辞めるみたいか(笑)これからもよろしくお願いします!」

織山くん挨拶「本当にこれまでkappaを見に来てくれた皆様、キャストの皆様スタッフの皆様、本当に感謝しております。kappa最初は不安でコングさんに連絡したりして、どうなるんだろうねって。まさかこんな楽しい舞台になるとは思っていませんでした。

裏の話にはなるんですけど、ラストでやった無音ダンスは実はkappaの為に作った振りではないんです。これは台本をもらう1ヶ月前にできた作品で、元々自分のありのまま、そのまま、素を描いた本当の実体験のものを。ボツになったんですけど当時は。でもkappaの、このラストのすごい良いところで鈴カツさんが “これやった方がいいよ”    ってやらせて頂いたり本当に23号には色んなことを教えてもらったりして、ちょっと似てるところが所々あったりして。僕的には悲しいお話にはしたくなくて、バッグとの友情だったり、マッグさんゲエルさんトックさんラップさんの愛っていうのがこういったコロナの環境で、皆さんに何か届けばいいなと思ってここまで走ってきました。こうやって皆さんが見てくれてるっていう環境を作れるのは 本当に有難いことですし、さっきも言いましたが感謝でしかないです。本日は本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!」

まだ第23号が残っているはずであろう織山くん。 

まだ17年しか生きていない高校生の織山くんが、こんなに素敵な言葉を並べられることの大人さと素敵さに涙が止まらん止まらんでした。

しかもここでね 

ここで!

あの無音ダンスが実体験のものって言うから、もう〜〜〜〜

ここずっと東京帰ってからも1週間2週間経ってからもずっと、もやもやもや〜ってなってた。

Kappaの為ではなく自分が元々作成していたもので、これはクリエで披露したかった……?と 

しかもこれ、少しサマステでも披露してくれたじゃないですか。 

織山くんソロダンス。 

ま 

前日にKappa味あるソロダンスに変更していて、元は白塗りでやろうと思ってたって話なのですが…(話がずれるのでまたこれは今度…) 

あれが!実体験っていうから!

で、しかも大千穐楽は特に。

特に表現が!

アレだったので! 

でも、いやはや 

この無音ダンスは初日から結構変えてきて、進化し続けて、より一層第23号の心情に近づいていったと思っているので 

元の織山くんが考えていたダンスは初日のものになるのかなあ〜 

だからそこまで。

その時の実体験がどうのこうの。には触れないですが!

ただただ、織山くんが作っていた無音ダンスをKappaという舞台で披露できて本当によかったと。心から思いました。 

鈴カツさんありがとうございました(涙)

ほんとにね。こうやって自分の気持ちや裏話を少しでも話してくれたことがほんとうにほんとうにうれしかった。

織山くん「本日は誠に!」みなさん「ありがとうございました!!!!」で3回目カテコは終わり。

演者さんが捌けてからも拍手が鳴り止まず、4回目も登場してくれた皆さん。 

コングさんが「2人とも夏休みなんかいろいろやるんやろ?」とサマステに触れてくれて!

ここで「明日…!」と、何か言いかけたか、急に言うのを止めた織山くんだった。 きっと次の日からサマステのリハがあるんだね……と思った瞬間。

新幹線の中でこのことを思い出して、織山くんは次の日からちゃんと切り替えていくんだよね………すごいなあ……とTwitterでも呟いていた。

カテコ続き。コングさん「関西も来るの?」織山くん「関西には行かないんですよ〜」コング「こいよ〜」青木くん「行きたいですね!」コングさん「俺もジャニーズJr.として頑張らな!」って言った時に、織山くんがふふっと笑って 

口パクで「ジャニーズJr.…」って口を開きながら笑ってたのかわいかったなあ〜 

コングさん「他のメンバーも舞台やってますんでね!ほんまにね!来てね!」って宣伝してくれて(涙)

コングさんが何度も「Smile!!!」と言ってくれていて。 

最後に織山くんも「Smile!!!!!! ありがとうございました!ありがとうございまーーす!!!」と心強くお礼の言葉を述べて、捌け際は両手でお手振り。周りをよく見渡して軽く何礼かした後に、深くお辞儀。

最後の後ろ姿。両手を上にあげて伸びしてました(涙)やり切った〜の両手だ…と(涙)

千穐楽で初めて下手寄りに入ったので、今まで最後の最後まで見えなかったのですが、これって他日程でもやっていました?

初めてその姿を見て、また涙が止まらなかったです…

全公演1ヶ月間よく走り切ったねとたまらなく胸がぎゅうぎゅうになって。言葉にならない想いでいっぱいで。

こうやって締められたの本当に素敵だったな………

Kappaの舞台が終わり、ロームシアターを出て速攻タクシーに乗った。 

なにせもう泣きすぎて。すぐひとりになって今日の織山くんの表現を1から思い出そうとすぐ記憶を文字に起こしてた。

思い出すたびにまた涙…の繰り返しで、めちゃくちゃタクシーの運転手さんに心配かけさせたのを未だに覚えてる(笑)

新幹線の中でもぼーっとして思い出しながらも、またあの時の織山23号を考えながらも…の繰り返しで。

そこで突然更新されるISLANDTVよ!(感謝)(歓喜)それがこちら。

https://j-island.net/movie/play/id/10082

 

織山23号が残っているのだろうか。

それともあの客席の光景が残っているのだろうか。

どちらも残っていたのだろうなあ。 

疲れている中すぐISLANDTVを撮ってくれてありがとうだよ(涙)

4日後(2021/7/1)のおりふかイマジネーターを聴いてさ。

また織山くんのことをぐるぐる考える日々で……以下、クイズイマジネーターの織山くんの言葉。

織山くん「本番直前で台詞全部を飛ばしてしまって。ルーティンでOvertureがかかったら腹式呼吸をするんですけど、吸って吐いたと同時にクラってなって、袖結構真っ暗なんですけどもっと真っ暗になって、崩れ落ちて倒れてたんですよ。起きた時は自分の名前が分かんなくなっちゃって。俺誰だってなってて。場所も分からないし、どの状況かも分からなくて。メイクさんがバーって走ってきて、背中摩って大丈夫だよ大丈夫だよって言ってくれて、よく分かんないけどちょっとずつ理解し始めて」

織山くん「Overtureでやってるから直前なんですよ。それでやばい台詞忘れたって言ったんですけど、大丈夫だよ大丈夫だよってずっと励ましてもらって。なんとかKappaっていう舞台には出てるってのは理解できたんですけど、訳わからないまま最初登場して座って。何やってるかわからない。台詞は出てこないんですけど、今までの努力が全部報われたかのように全部出てきて自然と」

織山くん「(台詞は)出てきました。不思議と。全部」「ずっと続けられて結局ノーミスで行けたんです」「絶対このルーティンやめようと思って、2公演目だったんです」「(終わった時自分のこと分かってた?)ああギリわかってました。ぽわぽわしているというかポカポカしてました。毎回」

あの時、あんなことがあったんだ…と6/12だったのかな....とかさ。

舞台上にいるのは織山尚大ではなく、紛れもない第23号だったんだな。とか。 

ぽわぽわしてる最中は、23号は演じ終わったのに織山尚大に完全に戻れていない時間なんだ。とかさ。この6月の1ヶ月間、ずっと織山尚大くんは第23号として生きていたんだなとか。

まさに命を削っていたんだなとか。本当に生きてて良かったな…………と。

「自分を大切に」だなんてたくさん言われてきただろうし、本人が1番わかってる。

でも 

たまには 

もうさ。

舞台終わったから、めためたに自分を甘やかす時間を作ってあげてね…の気持ちでいっぱいでした(サマステリハにすぐ入るからそんな時間ないかとか。それでもずっとお仕事のこと考えるんだろうなあとか思いつつもね) 

わたしはというと、大千穐楽を終えてから2週間ぐらいはもうずっとステラボールロームシアターに魂置いてきたくらいぽわぽわしていて。

織山尚大に想いを馳せるを通り越して、第23号に想いを馳せるを通り越して、芥川龍之介に想いを馳せていました 

織山くんが第23号を演じるにあたって

芥川龍之介を理解する”    

が必須だったんだ。 

だから織山くんは「第23号というより芥川龍之介を演じているような気持ち」と言ったのだよなあ。

とかね。 

でもね 

総じてね。

織山くんがkappaの舞台を「たのしい」と言葉にしてくれたので、本当に本当によかった。うれしい。

稽古中苦しいこともたくさんあっただろうし、舞台期間中何度もしにたいと思っただろうし。 

それでも舞台に立ち続けてくれて本当に本当にありがとう。 

そして「たのしい」と思える瞬間があって本当に本当に良かった。

織山くんが表現することを「たのしい」と言ってくれることが本当に嬉しくて。この言葉を聴けただけでもう本当にそれだけでいい!!!!

楽しませてくれて本当にありがとう!!!

改めまして。織山くん、青木くん、キャストの皆様、舞台kappaお疲れさまでした!!!!!

素敵な世界に連れて行ってくれてありがとうございました!

“悔いなく”舞台上で全てを出し切る織山くんを “悔いなく”見届けることができて本当にうれしかった。

kappa公演完走の世界を織山くんと一緒に歩めたことに感謝します!

これだけは言わせて欲しいのですが、空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~ は全人類に見てほしい舞台なので、配信をお願い致します。どんな形でもいいので映像化してほしい〜(願い)

ずば抜けた表現力の持ち主、織山尚大くんのこれからの未来に幸あれ。第23号に幸あれ

 

〜 完 〜

 

おわっちゃった〜〜〜〜〜

ついに。完結してしまった。

ブログ自体は完結したけど、舞台Kappaはわたしにとっては織山くんを応援するきっかけになり、永遠に忘れない舞台になったので

何度もブログやパンフレットや河童や関連雑誌を読み返しては何度も思い出すのだろうなと思います。 

それぐらいわたしの人生のターニングポイントになりました。 

前置きでも書いたけど、織山くんの願いが叶った瞬間。わたしの中で稲妻が走ったかのような感覚。ずっと忘れません。忘れられないと思う。

これから織山くんはどんな表現を魅せてくれるんだろうってすごい楽しみです。

次回は、Kappaに関する織山くんのメディアと言葉についてまとめます。(結局まだ完結してないんか〜い)

Kappaに関する織山くんの言葉、ちょう最高だったので、わたしの感想付きになるかもしれないですが。

いや〜本当に完結まで2ヶ月かかったの本当にびっくり(笑)

バタバタしすぎてた夏でした…もうサマステ終わっちゃったしね。 

もうドリボまで10日切っちゃったしね(笑)

サマステの記事はドリボまでに書き終えられるのでしょうか……(多分むり←お~い)

お忙しい中、長い間、読んでくださり本当にありがとうございました。

いいユメ見れますよう

 

 

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